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2004年01月25日

寿命の長い国と短い国

 世界でいちばん平均寿命の長い国といえば、いわずと知れた我が国、日本! では、一番短い国は? と聞かれると、はて? と首を傾げてしまうのはぼくだけじゃないよね。今日のNHKスペシャルは、世界保健機関のデータが示す、そんな寿命に関するお話しだった。
 いちばん平均寿命の短い国は、西アフリカのシエラレオネという小さな国なんだって。首都はフリータウン。自由の町。その名の通り、ここは、18世紀末に解放された奴隷たちの移住した自由の天地……?
 違うみたい。残念ながら、19世紀早々にはイギリスの保護領となり、1961年にようやく独立できたと思ったら、今度は内戦。そのはじまりは、解放奴隷たちの子孫(キリスト教徒)と先住民の間の民族闘争だったみたい。その後、クーデターに暴動に、またまたクーデターにと、ようやく完全に武装解除されたのは、つい2年前のことなんだって。
 番組によれば、現在の平均寿命は34歳……34歳! 日本では「早く結婚して第二の人生をはじめなさい!」って親に叱咤される年頃なのに(違うかな?)
 こんな悲しい数字の理由は、栄養失調や病気による子どもの死亡率が高いせいらしい。本来、この国は、ダイヤモンドなどの鉱石が豊富で、十分、豊かな国になれる条件はそろっていたんだ。すべては内戦の結果ってことだね。
「同じ国民同士で戦って、国力を弱めるなんて愚かだよ」って思いたくもなるけれど、この国の内戦がどうしてこんなに長引いたのかを調べてみると、ひとごとではないって気がするんだよ。
 この国の最大の資源はダイヤモンド。国民のほとんどは、現物をみたことはないし、それを売った資金の恩恵にあずかることもない。なぜなら、そのダイヤモンド鉱山は、反政府側のものだったからなんだ。つまり、資金はすべて、武器につぎ込まれていたってことさ。
 いまでこそ、そんな密輸ダイヤを締め出すための制度(キンバリープロセス=原産地の明記の義務づけ)が確立されたけど、それまで(つい去年までだよ)は、日本にだって密輸されていたかも知れない。なにしろ日本はアメリカに続き、ダイヤ商人たちの最大大手のお客さまだっていうからね。
 そんな紛争の資源になっていたダイヤモンドを、寿命のいちばん短い国では「血塗られたダイヤ」と呼んでいるらしいよ。輝く石が、輝く命を奪う武器に変えられてきたということを、痛感しているからだろうね。
 そしてつい数日前、寿命のいちばん長い国の芸能ニュースでは、ダイヤモンドの似合う著名人に送られる「ジュエリードレッサー賞」なるものの表彰式の様子が流れていたよ。この国で、この輝く石は「永遠の輝き、永遠の愛」と羨望の的になっている。
 寿命のいちばん短い国といちばん長い国の間にあるものは、50年という月日だけではないようだね。

投稿者 かめちゃん : January 25, 2004 02:22 PM

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