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カメちゃんのお出かけ帳

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かめちゃんのBlog

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2004年02月12日

横並びメディア

「牛丼屋のくせに、牛丼がないってどういうことだ!」
 と暴れた男が逮捕されたらしい。暴力をふるうのは大却下だけど、これって、まっとうな意見だな、と思ったのは、果たしてぼくだけだろうか。
 牛丼に使われる肉は、99%アメリカ産。これが輸入禁止になったんだからしょうがない……。その肉でなければ、店の味が守れないと、お店がそういうんだから文句はいえない。だけど、
「はーい、ここでしつも~ん! 牛丼一筋うんたらかんたらっていうCMを流していたお店は、創業100年以上経つ老舗だって聞いてますけど、戦前からアメリカ産の牛肉だったんですか? 戦時中は休業してたんですか?」
 WEBで調べてもわからなかった。100年間もいまと同じ味を保ってきたのだろうか。牛丼一筋というならば、この危機も他の産地の牛肉でがんばって欲しいという牛丼ファンはいないのだろうか……疑問だ。
 仙台の牛タン屋では、堅いオーストラリア産の牛タンを調理方法を工夫することで、やわらかいおいしいタンにすることができたっていう。これって、なににこだわるかの違いかな? 「牛丼ひとすじ」のキャッチはいつの間にか「うまい、やすい、はやいひとすじ」ってことに変わっていたのかも知れないね。
 この「牛丼屋のくせに!」と酔っぱらって暴力をふるった男に対して、「なんでこの状況を知らないんだ?」とあきれたひとは多かったと思う。ぼくもね。だってあれだけテレビでやっていたんだから。とくに昨日のテレビはすごかった。どの情報番組でも、牛丼を食べる最後の客をつかまえようと、やっきになっていた。しかも、取材できる店舗はメディアごとに割り振られていたような感じがする。テレビ局によって、取材先の店が違うのだ。だけどやっている取材はみんな同じ。最後の客へのインタビューだ。
 そしてすべてを観ていないのでなんとも言えないが、(最後の客も含め)どの客も「(食べられなくなるのは)さみしい」「早く輸入再開してほしい」「これからどうしよう(安く食べられるところがなくなったことに対して)」などなど、店に対してはよき理解者で、誰もが早く牛丼が復活してほしいという願いばかりだった。果たしてこれは、テレビ局の編集の結果だろうか、それとも、本当に似たような意見ばかりだったのだろうか。
 「たまちゃん」騒動のときもそうだった。どのテレビもこぞってたまちゃんを追い、そして捕獲しようとした人物が現れると「けしからん!」と横並びの報道。まあ、あれはどうかと思ったけどね。だけど、どのチャンネルにしても同じニュース、同じ論調。こんなに同じものばかり観ていたら、みなさんおんなじご意見になっちゃうのも仕方がないことかも知れない。
 ただ、これは外国(米)からみたら、おかしな現象だそうだよ。ビデオニュース(http://www.videonews.com/)で神保哲生がこんなことを言っていた。
「日本の集団過熱報道の状況をアメリカの友人の記者に話したら、十中八九、どうしてその記者たちは同じネタで食べていけるのか? と質問される」
 むこうでは、誰もやっていないネタを見つけ、それを報道するのがプロだっていう姿勢があるんだろうね。
 昨日、日本の大きなニュースは牛丼発売中止だった……といってもうなずける。たとえ小さなニュースでも、数打ちゃ大きなニュースになってしまう。これも数の論理?

投稿者 かめちゃん : February 12, 2004 04:16 PM

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