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かめちゃんのBlog

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2004年02月13日

ペット自由自在

 途中で放り投げちゃったRPGゲームが2本あるんだ。いずれも面白くなかったからじゃなくて、本筋とは関係のないミニゲームにはまってしまい、先に進まなくなってしまったんだ。そのミニゲームのひとつに、魚を交配させて、強い魚を作るっていうのがある。それで、レースに出すんだ。賞品はしょぼいものでも、なんか、こう、燃えちゃうんだよね。
 あるものとあるものを組み合わせると、新しいあるものができるっていうのは、ゲームに限ったことではなくて、ほとんどのものがそうだ。「料理」がそうだし、「アイディア」というヒラメキだって、既存のアイディアの組み合わせから生まれる場合がほとんどだ。そして、この新しいものを作り出すってことが、人間はとても好きらしい。
 昨日の『クローズアップ現代』(NHK総合)で、光るメダカを見たんだ。黄緑色の蛍光ランプを飲み込んだような色で、確かにキレイだった。このメダカの作り方は、まず、交配で身体が透き通っているメダカをつくり、そこに、発光クラゲの遺伝子を組み込む……ってことらしい。詳しいことはぜんぜん、わかんない。とにかく、遺伝子工学の賜物ってやつだ。
 20世紀が物理学の世紀(戦争の世紀でもあるけど)なら、21世紀は遺伝子工学の世紀(続・戦争の世紀にならなきゃいいけど)になるだろうと言われている。遺伝子をいじくることで、どんなリスクがあるのかわからないまま、どんどん、新しい遺伝子組み替え商品ができあがっているのが現状らしい。で、それがペットの世界まで及び、光るメダカが誕生したってわけだ(でも、環境省のお許しが出ていないので販売はできない)。
 めずらしいペット作りは、いまに始まったことじゃない。魚でいえば金魚。これは、中国の鮒(カラシウス・アウラトゥス)が祖先なんだって。この鮒は、そんなにきれいな色を持っているわけではないのに、突然変異で、たまにきれいな色を持つ変種が生まれる。その変種同士を交配させて、鑑賞用の麗しき魚を作り出すってわけだ。この金魚作りが始まったのが、宗代の始め(960~)だというから、もう1000年以上も昔から、交配という自然任せの遺伝子操作で、ペットは作られてきたってことだね(『愛と支配の博物誌』)。
 技術は進歩して、生命を自由にいじくりまわすことができるところまでやってきた。だけど、方法が変わっただけで、やっていることは、なにも変わっていない。それは「めずらしいものが欲しい」「新しいものを作りたい」という欲望を満たすことだ。生まれた「命」ってなんだろう……って問題は、ずっと置き去りにされたままにね。
 ぼくにはその答えはわからない。だから、ミニゲームでとどめておくよ。

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投稿者 かめちゃん : February 13, 2004 04:17 PM

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