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2004年02月18日

夢の贈り物

「時間がない、時間がない、寝るのがもったいない」と言っては夜更かしをしていたculiが、先日、
「いやぁ、睡眠は大事だねぇ……。ちゃんと寝なくちゃいけないんだ」と言い出した。
 どうやら、いま読んでいる本に影響されたらしい。なんでも、アインシュタインは10時間睡眠をとり、その間見た夢の中で多くのアイディアが生まれていた云々と書いてあったらしいのだ。養老孟司氏も「寝ているときもまた大切な人生」というようなことを言っていた。身体を休め、記憶を整理するということだけが、睡眠の役割ではないらしい。
 昔から、予知夢やら正夢やらと、夢は神秘的なものとして扱われてきた。たとえば、司馬遼太郎氏の『歴史の中の日本』に、こんなエピソードがある。
 坂本龍馬は、今の日本人なら誰でも(名前ぐらいは)知っている有名人。だけど、明治時代にはすっかり忘れ去られていた人物なのだ。その彼が、ちょっとだけ有名になった時期があるという。それは日露戦争の最中、なんと、皇后の夢枕に現れた! というのだ。皇后は、行方のわからないバルチック艦隊がどこから攻めてくるのかと不安になっていた。それを龍馬が「このたびのことは心配ありません」と告げにきたというのだ。それが新聞に載り「土佐の坂本龍馬が皇后様に戦の流れを告げにきた!」と大評判。ただし司馬氏は、皇后宮大夫の香川敬三と田中光顕がしかけた作り話だろうと書いている。
 確かに、夢の仕組みはそんな神秘的なものではないようだ。「夢は睡眠中に脳が活性化することで生じる意識体験」(『夢の科学』)だそうで、その睡眠中の脳の活動は、科学的にかなりのところ、解明されてきているらしい。
 アインシュタインが夢からもらったアイディアを神の贈り物と捉えたのかどうかはわからないけど、それは覚醒しているときに抑圧されていた夢の意識(情動、直感など)が創り出した、正真正銘、彼の創作活動の賜物にほかならない。
「起きているときだけが活動期間だと思うなかれ、寝ているときも、意識は働いているのだよ」--覚醒しているときの自分に自信がなくなったら、眠っているときの自分に頼ってみる……っていうのもひとつのストレス解消法……かも知れないね。

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投稿者 かめちゃん : February 18, 2004 04:29 PM

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