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かめちゃんのBlog

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2004年02月20日

「和」の国のルール

 日本といえば「和」。
 昨日のgooのスポーツニュース(http://news.goo.ne.jp/)に、「あ、そうだったっけね」と思い出させてくれる記事があったんだ。
 それは、日本ハムの新庄剛志選手が大御所ご意見番・大沢啓二氏に「チームの和を乱すな!」と怒られたという記事だ(元ソースは夕刊フジ)。メジャー帰りの新庄選手、沖縄のキャンプ地で、ひとりだけ遅れて到着したり、ひとりだけサンダル履きでいたりと目立った行動をとっていたかららしい。根っからの目立ちたがり屋というのもあるのかも知れないけれど、メジャーでは、「みんな一緒に行動するべし!」というルールはそれほど重んじられていなかったのかも知れない。
 井沢元彦氏の『逆説の日本史(古代黎明編)』の中で、「ヤキュウとベースボールは違う」という来日外国人選手の文化摩擦の話を書いた『和をもって日本となす』(ロバートホワイティング著)という本の紹介があった。その本の中に、こんな話が出てくるそうだ。
 日本の野球には、巨人のフロントが作った「外人選手十戒」という掟があり、その第十条が「チームの和を乱さないこと」なのだそうな。大沢氏の新庄選手への喝が、この掟に則ったものかどうかはわからないけど、「和を乱す」というよりは「チームになじむように努めろ」ってことが言いたかったんじゃないだろうか。
 最近、大河ドラマ「新選組!」についてのBBSを数件見て回っている。前にも書いたけど、このドラマ、新選組ファンの間では、賛否両論分かれているのだ。てなわけで、痛烈な批判をしている書き込みも当然、現れる。なかには(絶望した!ってな感じの)感情的な愚痴もある。そういう愚痴は、おおむね楽しんで観ているひとたちの集うBBSでは攻撃され(しかも「あなたの書き込みは不愉快です」ってな感情的な言葉で)、けっきょく批判めいたことは、書き込めなくなる状況に陥っていくのだ。残るのは、批判なき心地よい言葉の数々。なんか、それって、おかしくないかい?
 新選組のBBSに限らず、あちこちの集いは、たいがい「不愉快な気持ちにならない会」になっている気がするんだが、気のせいだろうか。相手の顔の見えない世界で、言葉だけを使って議論するのはかなり難しい。つい、感情的になって「もうこいつと話すの面倒! 締め出してやれ」てことになる。「和」ってものが、聖徳太子の「和を以て貴しと為す」をルーツとするなら、それは「一にも二にも、話し合いを大切にしましょうね」ってことじゃないのかなぁ。 
 おとなりの国の論語には「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」という言葉がある。「徳のある人は、まわりと争わずに仲良くやるけど自分の意見はしっかり持って簡単には同調しない。だけど、徳のない人は、簡単に同調するけど争ってばかりで仲良くやらない」ってなことだ。
「別に徳がなくったっていいじゃん」という声が聞こえてきそうな現代の「和」の国・日本。首相の「話せば分かり合えるというものじゃない」という発言通り「同じて和す者以外は村八分」っていうのが、心地よき「和」の国における暗黙のルールなのかも知れない。……なんかそれって逆に居心地悪いんですけど、そうでもないの?

逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎
井沢 元彦

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投稿者 かめちゃん : February 20, 2004 04:34 PM

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