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かめちゃんのBlog

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2004年02月22日

明るい未来?

 もし平安時代にタイムスリップしてしまったら、絶世の美女といわれた「小野小町に会ってみたい!」と思う輩は少なくあるまい。だけどまてよ。この時代の美女といえば、おかめ・お歯黒じゃなかったっけか? 「白い歯っていいな~」の現代美人を想像していたら、どえらいしっぺ返しをくらうかも知れない。明治時代に日本にきたキプリング(英の作家だよ)は『日本再発見』の中で、お歯黒(この時代にもいたんだね)をしている女性に会って良い感情を抱かなかったことを告白していた。美の認識ってやつは、時代によっても文化(社会)によっても大きく変わるものなんだろう。
 昨日、フジテレビで『未来予測TV』という特番をやっていた。近未来に実現しそうな明るい未来ネタを紹介する番組で、なかなかおもしろかった。スタジオでは「どんなに食べても太らない」「ダイエットした脂肪からバストアップ」「ハゲはなくなる」といった美に関するネタがウケていた。なるほど現代では、やせてバストのある女性が美しく、ハゲはお呼びでないっていうのが社会的な認識ってやつなのだろう。だけど、その技術が実現された近未来でも、果たして同じ認識のままなのだろうか? ちょっと疑問。
 同じ疑問は、このネタにも感じたんだ。「遺伝子診断で性格がわかり向いている職業もわかる」ってネタ。性格は先天的(遺伝的)に決められている部分もあるんじゃないかってことは、動物を飼っているひとなら「そうだよね」とうなずけたんじゃないだろうか。ぼくたち3匹だって同じ時間、同じ環境で生まれ育ったけど、全然違うんだもん。
 番組では、それを証明するために、各界の著名人8名の髪の毛をその学者(韓国の人だよ)に送り診断してもらっていた。それでみごと6名の職業があたったんだ。つまり職業ってやつは、性格に依存するってことなんだろうか? それともそういう性格の持ち主が、そういう職業につきたがるってことなんだろうか? いずれにしろ、職業選択の自由がある国ならば、ほっといても、向いてる職業に(たとえつけなくても)興味は持つものなのかも知れない。だから診断するまでもなく「興味のあるものを極めてみよ!」でいいような気がするんだが。
 ともあれ番組では「将来は遺伝子占いがはやるだろう」と締めくくっていた。だけど事態はそれだけじゃ、きっと終わらない。
『それでもヒトは人体を改変する』という本によれば、(技術的には)子どもの性格を予め遺伝子操作で変えてしまうこともできるだろうということだ。整形手術で思うような「美」を手に入れるのと同じように、遺伝子操作で思うような「性格」を手に入れることができるようになるってことだ。これってなんだろう。コンプレックスの克服(というより削除)こそが、明るい未来ってことなんだろうか。
 だけど、やっぱり疑問は疑問。「美の認識」ってやつが時代や社会によって変わるのと同様、「(職業に)求められる資質」や「求められる性格」っていうのも、時と場合によって変わるんじゃないだろうか。
 社会ってものの性質はそう簡単には変わらないって? そうかも知れない。だけどミーム(文化伝達遺伝子=ドーキンスが唱えた説だよ)だって突然変異を起こすかも知れないよ。おまけにミームの遺伝子操作をしたがるひとは、いっぱいいるからね。

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投稿者 かめちゃん : February 22, 2004 04:40 PM

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