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かめちゃんのBlog

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2004年03月15日

サブリミナルって

 酒を飲み過ぎ、意識をぶっ飛ばしてしまった翌日、「あんた、あんなことしてたよ」とカラカラと笑われたときほど自分が他人に思えたことはない。
「そんなの知らないもんね」と開き直りながらも「しばらく酒やめよう」と反省したりする。ま、そんな経験が一度でもあれば、自分じゃない自分=潜在意識ってものの存在を、否が応でも考えてしまうものだ。
 数日前、日本テレビが番組内でサブリミナル的映像を使ったということで総務省から厳重注意を受けたというニュースを見た。サブリミナルっていうのは「意識されないレベルで提示された刺激の知覚によって、生体に何らかの影響があること」(坂本章氏・お茶の水女子大助教授)なんだそうだ。
 (番組)映像でいうならば、知覚できない短い時間に、認知させたいメッセージカットを挟み、視聴者の潜在意識にそのメッセージを送り込むって手法だ。古くは1956年のアメリカの映画館で使われた「ポップコーンとコカコーラ」のCMが有名だ。なんでも、映画のフィルムのなかに、5秒について1コマ(1コマは24分の1秒)ずつ「コーラを飲もう、ポップコーンを食べよう」というメッセージを入れておいたというのだ。で、その結果、劇場内の売店のコカコーラの売り上げが58パーセント、ポップコーンの売り上げが19パーセントも増加したというのである(『情報操作のトリック』より)。
 これが本当だとしたら、大変な効果だ。ってことで、本当なのかと調べてみたら、なんと、この話はでっちあげだった(『エンカルタ百科事典』より)。なんだよ……紛らわしい。けっきょくのところ、サブリミナル効果っていうのは有効なのか無効なのか、現状ではよくわかっていないらしいのだ。
 そうは言っても、倫理上よろしくないということで、このサブリミナル手法を(放送で)使うことは各国で禁止されている。だが、そうなると「やっぱり、効果があるんだな」と一般的にはサブリミナル効果を信用してしまうものではないだろうか。
 そんなわけで、サブリミナルで英語が覚えられるとか、やせるとか、記憶力がアップするとか、その手の商品が巷に出回っている。また、サブリミナルや催眠術で(操られて)殺人を起こす……なんて小説もあったりする(フィクションだから、何書いてもいいんだけどさ)。
 まあ、仮に効果があったとしても「そんなに潜在意識ってすごいんかい」と頭をひねってしまう。顕在的な意識は潜在的な意識に負けちゃうんだろうか。そんな社会、ちょっと怖いぞ。
 それにしても、そもそも、認知度の高いものほど好感度も高くなり、購入意欲に結びつく……っていうのは本当なのだろうか。まあ、本当なんだろう。でなければ、街はこれほどの広告洪水にならないだろうし、テレビ出演に飛びつく著名人も増えないだろうからね(やりすぎで逆効果ってのもあるが)。ともあれ、「知られれば知られるだけ有効である」ということが信じられている世界であるなら、サブリミナルの持つ効果ってものに、期待も警戒もするのだろう。
 要は顕在的な意識を鍛えりゃ問題ないってことかも知れない。酒を飲んで正体をなくす怖さを知れば、飲み過ぎないようにコントロールすればいいだけのこと。……って……そんな簡単なことじゃないから苦労してんだよなぁ……。

投稿者 かめちゃん : March 15, 2004 05:27 PM

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