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カメちゃんのお出かけ帳

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かめちゃんのBlog

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2004年03月20日

外部記憶装置

「あ、ケン・ジョセフが出てる」……と、土曜日の朝、いつものごとく『愛川欽也のパックインジャーナル』(CS「朝日ニュースター」)を観ていたら、突然「ぶちっ」と、家中の電気がおちた。
 その瞬間、キッチンからculiの悲痛な叫び声が。
「ぎゃ~っ! パソコン死んだかも~!!」
 ブレーカーがおちた直接の原因は、パンを焼こうとしてオーブンを入れたことらしい。が、culiは暖房をがんがん入れていたせいだと、たいそうご立腹である。
 今日は春分だっていうのに外は大雨、めちゃくちゃ寒い日だったのだ。そんなわけで、エアコンとファンヒーターをダブルで入れていた。それに加えて、テレビもパソコンもつけていた。ちょっと使いすぎ……は認めるけれど、そんなに怒らなくても……ねぇ。
 我が家のネットワーク環境は、はっきり言って、蜘蛛の巣状態である(ゴミグモ程度だが)。何台あるんだかよくわからないパソコンは、すべてひとつのサーバーにつながっていて、電話や複合機、それにテレビなども、連動しているようである(設定はculiしかわからない)。
 つまり、サーバーは我が家のIT生活の中枢、(電)脳のようなもので、24時間フル回転、休むわけにはいかない状態におかれているのだ。それが突然、脳いっ血に見舞われたかのように「ぶちっ」といってしまったのだ。たとえ無事に息を吹き返したとしても、後のケア(チェック)が大変らしい。
 もし、サーバーやそれにつながっているパソコン内のデータが消えちゃったりしたら、culiはたぶん、1週間は立ち直れないだろう。彼いわく「パソコンは自分の第二の脳」なんだそうだ。つまり、自分のあらゆる記録や気に入ったもの(番組の録画とか)を記憶させておく、文字通りの外部記憶装置ってわけだ。
 生身の脳に、自分の記録のすべてを詰め込むことは不可能だ。だから、ハードディスクやDVDなどの記憶装置にそれを託すのだろう。その手の行為は今に始まったことではなく、昔から、手紙や日記、それに写真や録音テープなどで行ってきたことだ。どうやら、ヒトというものは、かくも過去を残しておきたい動物らしい。
 そんな残しておきたい情報は、日に日に増え「失いたくないもの」として積み上がっていく。それはモノを捨てられないという心理も同じことかも知れない。
 モノを捨てられないのは「もったいない」ということもあるけれど、そのモノに、なんらかの記憶を蘇らす力が宿っているから……とも考えられないだろうか。捨ててしまえば「はい、それまで」と忘却の彼方へひとっとぴするのだが、いざ捨てようとご対面すると、そのモノからフッと蘇る記憶が「捨てないで」と哀願してくる。で、ウチはモノがあふれてしまう……となるわけだ(面倒で片づけないだけかも知れないが)。
 これからも「残しておきたい自分」という情報は、どんどん積み上がっていくことだろう。この記録しておきたいという願望は、いったいなんなんだろう。もし、自分の人生そのものを1秒ももらさず記録できたとしたら、大満足となるんだろうか。
 ま、それはなさそうだな、と思いつつも、「ぶちっ」と電気がおちてしまったために、ケン・ジョセフ氏のトークも「ぶちっ」と切れてしまったことは残念だ(なんかおもしろいんだよね~、この人の発言)。でも、ご安心。この番組は再放送を5回もやるのである。記録とは、かくも便利なモノ……なわけだ。
 いっそのこと、時間と空間をまるごと記録できる装置などができたらなぁ……なんて想像してみたりして。それをある惑星上で放映したとき、果たして、その映像上の自分は自分と言えるだろうか????


投稿者 かめちゃん : March 20, 2004 05:36 PM

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