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2004年03月25日

話題にならない万博(5)

 そういえば、「自然の叡智をテーマとしておきながら、森林をバサバサ切り倒して会場を造るっていうのは、どういうことか」てな感じの抗議の声があったことを思い出した……あ、来年開催される愛知万博のことね。
 開催には、反対者も多かったと聞いている。その根底には、やはり「いまさら万博?」という疑問があるのだろう。
 万博が終わったら、会場はどうなるのだろう。サイトを見ると「里山学びと交流の森づくり」「人間と自然が共生する新しい都市公園」とある。やはり公園になるようだ。整備された公園は、自然とはまた違う。人にも野生動物にも見向きもされない中途半端な状態にならなければいいけれど……と、願うばかりだ。
 NHK総合で、愛知万博の特集をやるというので観てみたが、どういった展示物が予定されているかをごくごく簡単に紹介するというだけの、なんてことない番組だった。どうやら「モーターショーと、ロボット博と、環境展と、映像フェアと、ビジネスショーをまとめてやる」ってな感じのものらしい。そこに、125カ国がお国の未来の特産品(技術)を紹介するパビリオンが加わる。
 万博というのは、近未来の縮図……なのかも知れない。ただし、そこでは、負の遺産は展示されることはない。世界の暗い部分は持ち込み禁止なのである。つまり、技術力による理想的な未来像を展示しているってわけだ。
 21世紀の幕開けは、思いがけず、戦争から始まってしまった。150年間、万博は、技術による明るい未来を提示してきたけれど、やはりその背後は戦争だらけだった。戦争もまた、技術によって進歩してきたわけだが、そんな側面は、観ざる言わざる聞かざるである。
 さて、愛知万博の日本館は、どうやら地球型のようだ。360度フルスクリーンで地球の今を映像で見せる……というような企画らしい。ふーん。安土城やら五重塔やら、日本古来の建築物の再現はナシだろうか。「人類の創り上げたものよりは、地球だ、自然だ、エコだ、エコ!」というのが今回のテーマなのだろう。
 シベリアに眠っているマンモスを発掘し、それを展示しようという企画も進行中だ。氷の下で、冷凍保存された7~8000年前のマンモス。氷ってすごい。もし、それが実現したら、次はマンモスのDNAを使って、クローンを造り現代に蘇らせる……ってことになるんだろうか。
 もしや愛知万博跡の公園は、いつかジェラシックパークにしようという構想も……あるわけないと思うが、冷凍保存マンモスは、ちょっと観てみたい気がする。しかし、よくもこんなプロジェクトを考えついたものだ。その筋の学者が、政府に働きかけたのだろうか(予算つくもんなぁ……)。
 いまさら万博……。それはこの愛知万博の評価にかかってくるだろう(何年か前に、インターネット上の万博みたいなことをやっていたが、あれは大失敗だと思ったっけね。企業のサイトをまわっているのと同じだもん)。
 ただ、言えることは、すごーく小さいときに行った大阪万博の体験は、少なからず、幼心に未来のメッセージを強く刻み込んだということだ。映像から得られる知識ははかないけれど、身体で体感したものは忘れない。子どもたちに、世界の国のこと、未来の技術のことを伝えたいと思うなら、万博はお祭り以上の意味を持つんじゃなかろうか。きっと、子どもたちの中から「マンモスを生き返らせる!」と思う輩も出てくるだろう。それが明るい未来かどうかは別な話だが。

投稿者 かめちゃん : March 25, 2004 05:47 PM

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