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2004年03月29日

お目覚めの春

 はるうらら……「東京では桜が満開」とニュースで言っていたけれど、今日、某都内で見た桜はもう散っていたぞ。それも花ごと(花びらヒラヒラじゃなくて、花ごとボトッと……)。
 今日はあまりに天気がいいものだから、午前中からベランダに出ていた。数日前の強風でぶっ倒れたコニファーを植え直すためだ。幸い、幹からグキッと折れていたわけではなく、土が少なすぎて、根からグネッと曲がってしまっただけのようだった。土を掘っていると、コガネムシの幼虫が出てきた。アリもちらほら。ようやく本格的な春到来だ。
 そういえば……秋から土に潜ったきりのカタツムリはどうしているだろう。生きていればそろそろ動き出してもいい頃なんじゃないだろうか。……ということで、彼のねぐらのプランタを覗いてみた。
 そのカタツムリは、雑草の生い茂るプランタの土の中にいる。と言っても、カタツムリが潜っているあたりだけは雑草は生えていないのだ。まるで、そこだけを避けているようにもみえる。小枝で土を軽くなでると、なんとすぐそこに、右巻きの貝が!(左巻きの貝は極端に少ないらしい。自然界にあるものは、ほとんど右巻きなんだそうだ。なぜだろう……という本を昔読んだ覚えがあるが、内容はすっかり忘れた)。
 なんだ、こんな浅いところで冬を過ごしていたのか。しかし、真っ白な蓋がされて、生きているのか死んでいるのかわからない。貝にはヒビも入っている。カタツムリは貝(殻)が割れると死んでしまうというから、もしかしたら、死んじゃったかも知れない……と思いつつ、霧吹きで水を拭きかけた。彼には、水分は不可欠なのだ。
 いくら水をかけてもぴくりともしなかった。やっぱり、死んじゃったかな、とあきらめて、その場を離れた。モンシロチョウが飛んできた。う~ん、春だ。
 冬眠は寿命を極端に長くするらしい。いつだったかの番組で、ハムスターとシマリスの寿命について取り上げていた。身体の大きさは同じぐらい。しかし、その寿命はまったく違うらしいのだ。ハムスターは2年、シマリスは12年。その差を生むのが冬眠だというのである。
 シマリスは、『アリとキリギリス』のアリさんと同じく、地下の巣穴にたらふく食物を蓄えておき、時々、目覚めて食べるのだそうだ。まさに「食っちゃ寝」の生活だ。しかし、冬眠する動物がすべてこのようなスタイルをとるわけではないらしい。
 熊は冬眠中に食べることはなく、身体に蓄えた脂肪を消費することで乗り切る。その間、排泄もしないでひたすら寝てるのだ。
 は虫類など変温動物は、気温に合わせて体温も下がり、動けなくなる。眠っているというより、仮死状態といったところだろうか(カタツムリもこれか?)
 冬眠は、食べ物不足となる冬を乗り切るための手段だ。なんでこんなことができるんだろう。というより、どうしてそういう進化の仕方ができたんだろう。
 シマリスの場合は、冬眠を引き起こす「冬眠特異的タンパク質(HP)」ってものを持っていて、それが温度の低下によって血中のHP量が低下し、冬眠を引き起こすらしい。前にみた番組では、そのHPがあれば、ヒトも冬眠することができるようになるんではないかという研究が行われていると言っていた。
 仕事や家庭でヤバイことがあったとき、すかさず長期冬眠にはいってその場をしのぐ……なんてことができるようになるんだろうか。冬眠している場所を見つけられたら、ボコボコにされること間違いなしだが……。
 なんてことを考えながら、ベランダで作業すること2時間。そろそろお昼だ、ってことで、部屋に戻る際、再びカタツムリのプランタを見た。
「貝が動いてる!」
 カタツムリは生きていたのだ。さっそく、レタスを入れてやったところ、角をとがらせ、食う食う……(雑草はどうもお気に召さないようで食べないのだ)。
 今日は冬眠していた生物たちの、お目覚めの日なのかも知れない。なんだか、新年度の始まりという感じだ。

投稿者 かめちゃん : March 29, 2004 05:54 PM

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