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かめちゃんのBlog

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2004年04月05日

字を見てヒトを見る?

 ヒトのこと笑えないんだけどさ……ふふっ。
 今日、関内(横浜)のとある交差点にさしかかると、情報提供を呼びかける警察署の看板が目に入った。なんでも、その交差点でひき逃げ事件があったらしく、目撃者がいれば、情報を届けて欲しいという内容だった。そういえば、桜木町の交差点でも同じような呼びかけの看板を見たことがあった。3ヶ月以上たってもはずされておらず、まだ見つからないのか……と心を痛めたものである。
 当然、今日見た関内のその看板も「ひき逃げとはひどいな」という感情を呼び起こすもの……のはずが、不謹慎にも「ふふっ」と笑ってしまったのだ。
 笑いのツボをついたのは、「字」である。その看板のまじめで真剣な内容とは相容れない、おちゃらけた文字で書かれていたのである。いや、書いた本人がおちゃらけて書いたわけじゃないことぐらい、百も承知だ(たぶん?)。その字は、書き手の気持ちを裏切り、ミミズがはったような定まりのない、優柔不断な振る舞いをしていたのである。「手書き」はいいけれど、もう少しうまく書けないものかいな?
 といいつつ、我が身を振り返ってみれば……嗚呼、そのおまわりさんのこと笑えないです、ごめんなさいです……と、平謝りするしかない。言い訳としては、「左利きなのに、ペンと箸を無理矢理右に直したからだーっ!」と言ってみるが、すこぶる美しい文字を書くヒトが「私も、左利きです」と右手で書いていたりするので、その言い訳には実効性はほとんどない。
 そんな「文字コンプレックス」を抱いていると、字がきれいなヒトに対しては、無条件で尊敬してしまったりする。どんなに「性格わるっ!」のヒトでも字がきれいなら「すご~ぃ」とコロッと一発逆転である。逆に、性格のいい頭の切れる人物が、意外にも字が汚かったりすると、「な~んだ、同類じゃないですか~」と急に親近感を抱いてしまったりするのだ。
 しかし最近は、年賀状ですら、自筆のモノが少なくなってしまい、「字を見てヒトを見る?」ことができなくなってしまったのだ。いや、その判断はおもいきり偏見だろうから、手書きの文字が視界から消えてしまってもけっこうである。が、実は最近、怖いことが我が身に起きていることに気づいたのだ。
 実は、字が書けなくなっているのである。
「漢字が思い出せなくて書けない!」ということではない。それはワープロを使う以前からのことだ(情けなか)。そうではなく、手がうまく動かないのである。その心理は自分でもわかっている。ペンを持って何か書こうとすると、めんどくさくなってしまうのだ。それで「へん」や「つくり」の1本や2本、すっとばして書いてしまう。変だな、とわかっていながら、手がついていかないのである。
 ヤバイ、このままでは字の書き方を忘れてしまう。昔は中指の第二関節に、ペンダコができていた。それぐらい、書く作業をしていたのだ。それがどうだろう。いまどきの指は、文字の書き順ではなく、キーボードの並び順を覚えている。
 なにもワープロが悪いとは言っていない。フォントの数もかなり増え、明朝系にするかゴシック系にするかなど、その文書の内容にあわせて選べるし、なにより、いつでも美しい文字を打ち出してくれるのだから。関内の「情報提供呼びかけ看板」の文字だって、ワープロでならきっと、文書の内容にふさわしい、まじめな文字を打ち出せただろう。
 だけど、手書きで美しい文字には、かなわない。文字は、その文書の内容を補助しているわけで、手書きは無機質なフォントよりもメッセージを重く運ぶ(おちゃらけ文字だと台無しだけど、フォントよりは印象に残るわな)。
 そういえば、自分の書き文字を登録して、自分だけのフォントを作ってくれる会社がどこかにあった。パソコン画面にまで、自分のあの文字が……と思うと気が遠くなる。
 自分のデジタル文字が欲しいと思うヒトは、さぞ、美しい文字を書くのだろう。しかし、あまりワープロに頼り切っていると、その美しき文字の書き方、忘れちゃいますよ。
 いやいや、美しくない文字だって、やっぱり忘れたくはない。リハビリかねて、これからは手書きで日記を……
 たぶん3日と続くまい。

投稿者 かめちゃん : April 5, 2004 06:05 PM

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