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かめちゃんのBlog

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2004年04月18日

映画鑑賞~アップルシードの巻~

 そういえば、イラクの人質事件、残りのお二方も助かってよかった。
「自己責任」論で「救出にかかった費用を本人に負担させるべきだ」と息巻いているひとがいるけれど、そんなこと認めたら、いずれ、警察呼ぶのも、消防呼ぶのも実費になるよ。しかも、事実が明らかになる前に、「迷惑かけた自分が悪い」と思い込むように追い込まれて。そのとき泣いても世間は「自己責任」と冷たくあしらうだけだからね……という話はこれで終わり。無事に戻ればそれでいいのだ。
 で、今日は、culiと映画を観に行ったよ。『アップルシード』というこれまたアニメだ。このアニメ、ふつーのアニメと違い、フルCGなんだそうな。culiいわく「これからのアニメはCGに移行する」そうで。ま、こっちは技術には興味ないんで、映画として面白ければそれでいいんだが。
 ストーリーは、西暦2131年の未来の話で、簡単にいえば、ヒトは争って戦争ばっかりするから、争いなどしない優良種クローン人間=バイオロイド(つまり、遺伝子操作されて作られたヒトですな)に、地球の未来をまかせるか(旧来のヒト根絶)、それとも、ヒトとバイオロイド、それにサイボーグが共存して生きていくか……の戦いって感じ。
 よくあるネタで、おきまりのエンディングなんだが、『イノセンス』に比べれば100倍わかりやすかった。ただ、なんでクローンとヒトが別の種になっちゃってるのか理解できなかった。操作しようがなんだろうが、同じDNAなんじゃないの? モルモットは品種が違っても交配できるんだが。
 とまあ、「SFなんだよ!」ということで一蹴されると思うので、深く考えないで観てみると、ストーリーは、アクションバリバリだけど、人間ドラマの要素が強い。
 が……、どうしても感情移入できないのだ。それなりに泣かせどころもあるんだが、気持ちが盛り上がらない。それはなぜか。
 きれいすぎるのだ。CGという技術のせいだろうが、映像は、まるでワックスをかけたような、つるりとした質感で、きれいなんだが、どうにも違和感がある。おまけに、ヒトは人形みたいな動きをするのだ。ヒトの動きは、モーションキャプチャーというアクター(実際の人間)の動きをそのまま取り込んで反映させているらしいのだが、ともかく不自然だ。たぶん、人間の目が感知する動きよりも、より正確な動きを取り入れてしまっているんじゃないだろうか。そんなわけで、映像そのものをうまく受け入れられなかったのである。
 CG技術者は、「美しさ」と「リアリティ」を追求するあまり、人間の視覚の鈍感さを忘れているんじゃないだろうか。そういえば、『イノセンス』では、上がってきた美しい映像をわざと汚し(ぼかし)、「せっかくキレイに仕上げたのに」と嘆かれたとか言っていたっけ。
 もしかしたら「この映画は、ヒトが観ている世界じゃなくて、バイオロイドが観ている世界として描いているんです」……なんてことじゃああるまいな?
 ともあれ、観客の100%がヒトなんだから、この映像美で、リアルな感動を与えるのはちょっと難しいような気がするんだが、どうなんでしょうな。

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投稿者 かめちゃん : April 18, 2004 06:27 PM

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