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かめちゃんのBlog

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2004年05月16日

もっと自由を

 先週の金曜日、大きなニュースがあいついだんだそうだが、だれがその大小を決めているんだろう?
 民主党党首に小沢氏承諾→小泉首相の訪朝決定→小泉首相の献金未納隠し発覚(発表順)
 どうやらこの3つが大きなニュースなんだそうだ。それに、欧州訪問前の皇太子発言が加わっている感じだろうか。先週までは、イラク問題一色だったような気がするのだが、まあ、マスコミのネタ換えの早いこと。
 イラク問題も含め、大きなニュースと言われるニュースに、いったいどれだけのヒトビトが直接関わっているかといえば、そう多くないはずだ。「ニュースによって経済は大きく動くのだ!」と言われても、ピンとこない。だけど、巷では、マスコミご提供のニュースを、近所のうわさ話のごとく、今日の話題、明日の話題と論じ合う。
 まあ、論じ合うのは、悪いことではないと思う。だけど、何を基準に「これは大きなニュースだ」と決めているのか、それを考えると「なんだかなぁ」と首を傾げたくなることもある。
 大きなニュースの中でもトップニュースとされているのは、今月22日に実現する首相の訪朝だ。週末の報道番組では被害者家族の写真をまるでトランプのカードのように並べ、コメンテーターたちがああでもない、こうでもないと、どういう展開になるのかを予想しまくっている。被害者家族たちは、この状況に慣れてしまっただろうとは思うけれど、もし、自分がその立場だったら、写真をさらされることだけでも、腹立たしく思うだろう。まして、その写真を前に、TVで言いたい放題しているヒトビトを見ると、まるで、彼等の自己主張のネタにされているようで、「予想は予想! 結果が出るまでだまってられんのか!」と言いたくもなる。
 間接的な一般市民からしてみれば、無責任な予想は立てなくても、希望ぐらいは言っても差し障りないだろう……ってことで。
 先週末から、久々に実家に帰り、家族と過ごした。そのまま「あなたは館山のヒトです! もう横浜には返しません!」なんて言われて、連絡手段まで断ち切られたらどう思うだろう……なんて考えてみた。家族といるのは心安らぐし、居心地は良い。だけど1日も立たずして、「自由にさせてくださいよぉ~」と叫び出すに違いない。
 身体というのは不思議なモノで、実家の家族といると、昔のペースに戻っていく。だけど、こっちに戻ってきたら、それはそれで、いつもの生活ペースにすんなり戻れる。このメリハリってやつがあるから、精神的には自由でいられるのだ。
 行きたいときに行き、帰りたいときに帰る。こういうごくあたりまえの自由が、拉致被害者のヒトビトには与えられていない。日本に帰ればそれっきり。北朝鮮に行けばそれっきり。そんな制約をいったい誰のために、何のために彼等に強いているんだろう。
 今度の訪朝でどんな成果があるのかはわかるはずもないが、こないだのイラク日本人人質事件のように、国が動いたから助かったという論調で、お上さまさまの報道だけはやって欲しくないと思うのだ。
 自由に会いたい人に会え、一緒に住みたいヒトと住む。そんな自由国ではあたりまえのことを保障するために努力するのは当然のことではないか。両国でヒトビトが自由に往来できる日がくるよう、平和的に解決するのは国の責務であって手柄じゃない。それだけの給料を国民さまさまが与えているんだから、おごり高ぶらず、本当の自由を勝ち取るまで、しっかり、がんばって欲しいものだ。
 なんて言っても、ま、お膳立てはできているんだろうな。国民さまさまは、そのリハーサル済みの劇を見るようなものだろうか? そういうシチュエーションも、被害者家族にとっては複雑だろうね。ともあれ、土曜日まで黙って見守りましょう。

投稿者 かめちゃん : May 16, 2004 12:12 AM

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