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2004年05月22日

まさかの映画祭

 まさか、マイケル・ムーアがパルム・ドールを取るなんて!
 パルム・ドールとは、言わずと知れた、世界最大の映画祭『カンヌ国際映画祭』の最高グランプリのことだ。
 そうそう、それと日本からの出品作品、是枝裕和監督の『誰も知らない』主演の柳楽優弥氏(なんと14歳!)が最優秀男優賞を受賞した。日本のマスコミは、押井守監督のアニメ作品『イノセンス』とキムタクが出演した香港映画『2046』のことばかりクローズアップしていたので、「まったく取材があまいねぇ~」とマスコミに文句のひとつも言いたくなった。『誰も知らない』って、誰も知らないよねぇ(ああ、チープな……)。
 それにしても、政治ネタバリバリのドキュメント映画『華氏911』がパルム・ドールだなんて、911は本当に世界を大激震させた事件だったと思わざるを得ない(単にフランスだからか?)。
『華氏911』は、ディズニーが配給を拒否したことでも有名な、ブッシュ政権大批判映画だ。この作品については、まだ観ることができないのでなんともコメントしようがないが、その前の作品『ボーリング・フォー・コロンバイン』は観た。これは、コロンバインの高校で起きた生徒の銃撃事件を題材に、アメリカの銃社会をするどく批判したドキュメント映画だ。
 構成は、ニュース映像と関係者のインタビュー映像を織り交ぜたものだが、コミカルなアニメーションや音楽がつないでいて、観る側を飽きさせない。日本のドキュメンタリーは、けっこうズーンとくる重さをともなうけれど、マイケル・ムーアの作品は笑いながら考えさせる、実に「うまいなぁ」と思わせる演出をしている。
 しかし、映画は現実をフィクションというオブラートで包んで表現するところに、芸術性感じさせるものじゃなかったのだろうか。
 チャップリンの『独裁者』を観たのは中学生(しかも学校の映画鑑賞会)のときだったけれど、ヒトラー政権のパロディという形をとりながらも、ただの批判にとどまらず、チャップリンの平和への思いがあふれている映画だと感じられた。
 フィクションを押しのけ、ドキュメンタリーが映画賞をとる現代は、「オブラートに包むのは甘い! 真実をありのままに伝えろ!」という、世界中のヒトビトの鬱憤が噴き出している時代なのかも知れない。
 さて、その『華氏911』だが、アメリカでも放映される日はくるのだろうか。大統領選の後ならあり得るかな。

投稿者 かめちゃん : May 22, 2004 12:21 AM

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