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かめちゃんのBlog

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2004年06月06日

恐竜と怪獣

 テレビを見ていたら、ウルトラセブンが角の生えた牛みたいな怪獣と闘っているシーンをつかったCMをやっていた。
「あの怪獣、なんだっけ?」
「エレキング」とculi即答。
 す、すごい。なんで覚えているんだろう。まあ、子どもの頃に夢中になって覚えたものは、そう簡単に忘れるものではないんだろう。たぶん、2、30年後のお父さんたちは、ポケモンのモンスター名を即答して「くだらないことはよく覚えているのね」なんて家族に突っ込まれることだろう。
 それでふと思い出したのだが、あの頃(10歳未満)、恐竜と怪獣の区別がつかなかった。何度も「恐竜は本当にいたけれど、怪獣はいないの」と親から説明を受けたと思うのだが、しっくりこなかった。恐竜は図鑑でしか目にしないけど、怪獣は毎週、テレビで目にしていたからだ。どちらが本当にいるのかと聞かれれば、毎週目にしている「怪獣」としか思えない。
 怪獣だけじゃない。魔法使いのアニメを見て、魔法使いは本当にいるんだと信じていたし(自分にもその能力があるに違いないとすら思っていた)、サンタクロースだって(ウチには来てくれないけど)どこかにいるんだと思っていた。
 その夢が醒めたのは、いつ頃だったろう。怪獣もウルトラマンも着ぐるみだってことがわかったとき、世の中をどう思っただろう。残念ながら、その記憶はまったくない。夢と現実は、自然に分かれていった気がする。
 最近、CMを見ていると、映像トリックがうますぎて、ホンモノか作り物かわからないものがある。サントリーの飲料水『アミノ式』の「こんな運動しなくても~」というCMは、CGではなく実写らしいが、あきらかにつないだ編集あとが見えたりするので、あの回数、本当にできているのかは疑問に感じている。ただ、あれが実写なら、練習すれば、ヒトはあのぐらいの曲芸はできるものなんだと、リアルな感覚に結びつけて考えることはできる。しかし、新幹線と並行して猛スピードで自転車を走らせているCMや、ダチョウが優雅にスキーをしているCMなどは、あきらかに作り物だ。だけど、ニュースで水上スキーを上手にするリスは見たことがある。テレビを見ている子どもたちは、どれが作り物でどれがホンモノか、どの程度、区別がつくのだろうか。
 リアルな世界に住むものたちの能力には限界がある。大人たちは、その限界を超えた能力をバーチャルな世界で創り上げる。それを子どもたちは、リアルに感じとる。そのリアルに感じ取ったものは、大人になってもいつまでも覚えている(エレキングとか)……ってサイクルなんだろう。
 ただ、あまりにリアルな作り物が増えてしまうと、「昔、スキーができるダチョウがいたよな」などと、信じ込んだまま大人になってしまうヒトも出てくる気がするのだ。なにができて、なにができないのか。「一見は百聞にしかず」と、聞いたことより目にしたモノを信じすぎると「あれ、CGでしょ。信じてたの? バカじゃん」と後々、恥をかいてしまう? ……かも知れない。

投稿者 かめちゃん : June 6, 2004 12:48 AM

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