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かめちゃんのBlog

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2004年06月07日

聖火

 日曜日。東京。雨。
 テレビを見ていたら、道の両サイドで、傘をさした群衆がズラリと並んでいる映像が飛び込んできた。聖火リレー見物である。そういえば、東京で走るって言ってたっけ……と思い出したが、こんな土砂降りになるとはついていない。それでも見物客は大勢集まったようで、関係者はほっとしたんじゃないだろうか。
 オリンピックの起源は、古代ギリシアで行われていた4大競技大祭のひとつ『オリンピア祭』だ。4年に一度行われる最大の祭事で、ギリシア神話の大神ゼウスに捧げられたものである。オリンピック開催中は、どの都市もすべての戦争(内戦も)を休止し、これに参加しなければならなかった。その精神を受け継ぎ『平和の祭典』として復活した近代オリンピック(1896年~)は、残念ながら、戦争を止めるどころか、世界大戦中は中止させられたし、開催中だろうが関係なく、世界のあちこちで戦火はあがり続けている。せめて発祥地のギリシアで開催される今年だけでも、世界は休戦してもらいたいものだが、そんな影響力はないのだろう。ただ、聖火を見守るヒトビトの心の中では、平和の願いがともっていたんだろうと信じたい(ただ、タレントランナーを見たかっただけか?)。
 古代オリンピックは、BC776年から始まり、AD393年に終わりを告げた。1100年以上も続いた伝統的祭典が、なんで終わっちゃったんだろう。
「だって、ローマに支配されちゃって、キリスト教が国教になっちゃったんだもん」……ってことらしい。オリンピア祭は、宗教的祭典だったのだ。
 だけど、JOCのサイトやエンカルタによると、もうひとつ、こんな理由があったらしい。
 ギリシア時代の競技者は市民だった。それが、ローマ時代に入ると、地中海全域の国から競技者が集まり、次第にプロか、もしくは奴隷が参加する見せ物的な祭典に変わってしまったそうなのだ。それで、結局「つまらん!」ってことになり、徐々に衰退してしまったというのである。
 小さい頃から訓練され、人生の目標をオリンピック出場、その先はプロを目指す特殊なヒトビトだけしか参加できないような様相を呈してきた現代オリンピックは、この先、どのぐら続くのだろうか。
 長崎に『長崎誓いの火灯火台』という塔が建っている。この上部先端にともっている火は、1987年にギリシアから贈られた聖火なんだそうな。長崎が最後の被爆地であるようにと、平和のシンボル、オリンピアの聖火に願いを込めているのだ。
 たとえこの先、オリンピックがどのように変貌しても、この長崎の聖火だけは、未来永劫、消えないでいてほしいものだ。

投稿者 かめちゃん : June 7, 2004 12:49 AM

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