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2004年06月28日

イラク復権

 いきなりでしたね……イラクの主権移譲。暫定政府会議室の中で、ものの5分、出席者6名ですみやかに行われたそうだけど、これで状況は、好転するのだろうか。
 今後のスケジュールは、来年1月末までに国民議会選挙が行われ、移行政権が誕生する。この移行政権下の国民議会で、同年8月15日までに恒久憲法草案をつくる。その2ヶ月後までに、国民投票で承認を得る……てな具合らしい。恒久憲法が設定されるまで、産みの苦しみは、まだまだ続くんだろうな。
 イラク基本法をざらっと見れば、民主主義がきれいに貫かれている。この国の困難は、憲法と宗教的信条のどちらを重視するのか? ってことなんだろう。今後、その天秤を左右していく大きなカギはやはり教育なんだろうな。
『新しい世界史』(マルク・フェロー著/藤原書店)という本に日本の戦前の歴史教科書からの引用が載っている。この本は、世界で子どもに歴史はどう教えられているのかを地域別、国別に紹介しているものだ。ちなみにアラブ諸国では、最初の教育は宗教で、サウジアラビアあたりだと、高学年になると授業の3分の1が宗教教育にあてられているそうな。さて、その本からの抜粋。
「天照大神の誓いによって、日本は時のはじめから終わりに至るまで、ただひとつ天皇の家系だけを重んじることになりました。天皇は倒されることがなく、皇室はとだえることがありません。国民は家族=国家を核に、万人共通のひとつの意志に溶け合い、孝行と忠義の理想を中心に一体となります。この構造は日本独自のもので世界でたったひとつしかありません。それゆえ日本は神々から深く愛される国となります……」(P379より抜粋)。
 それが戦争に負け、民主主義的新憲法が設定されると、教科書も変わった。歴史教科書に神様はもう出てこない(とはいえ、世界史では、ローマは狼に育てられた双子が建国しただの、聖書そのものが歴史として語られていたりと、「神話とごっちゃじゃん」という下りは多いけどさ)。
 欧米の文化にどっぷりつかり、欧米思想に慣れ親しんだいまの日本人には、これからのイラクや中東諸国、それに近代化していく中国やさまざまな国に何を語れるんだろう。「民主主義はいいよ」とは言える。では「なんでいいの?」と聞かれたら、きちんと答えられるだろうか。
 なんて、よその国のことを心配してばかりはいられないんだった。暫定政権に移ったことで、自衛隊は多国籍軍の一員になっちゃったぞ。知らないウチに「あれ? 米軍に混じってない?」なんてことにならなきゃいいけど。

投稿者 かめちゃん : June 28, 2004 01:22 AM

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