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かめちゃんのBlog

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2004年06月30日

終わりの始まり

 スポーツジャーナリストの二宮清純氏が、「これは終わりの始まりだ」とのたまった。近鉄とオリックスの合併騒動を受けてのある番組(videonews.com)での発言である。
 ま、あんまり野球には興味がないので、どこが合併しようが1リーグ制になろうがどうでもいいや、とは思う。二宮氏の話を聞けば、結局、日本の野球が面白くなくなってしまったのも、経営赤字が続き合併に至ってしまったのも、「誰のための野球か?」を忘れてしまった現在の組織やシステムの内部崩壊が原因のようである。
 養老氏がある番組で、日本がダメな理由を「みんな真剣じゃないから」と言っていた。日本の野球界(関係者やファン)は、崩壊への道に立たされて、ようやく真剣に考えるようになったのではないだろうか?
 なぜ面白くないのか? の原因のひとつとして、二宮氏はこんなことを言っていた。「芝生が違う」のだと。
 大リーグを見に行くと、まず、生の芝生の匂いがして、ビールがおいしいんだそうだ。グラウンドは生の芝生があたりまえ。なぜなら、芝生は怪我を軽減するから。本来、野球は土に根を張る芝生の上でやるものなのだ。そこでなら、どんな派手なスライディングをしても大した怪我はない。だから、選手たちも思い切った競技をする=面白い試合になる。翻って、日本の球場のほとんどは、下はコンクリート。そこに人工芝である。こちらはけっこう、怪我をするらしい。なので、選手たちは無意識にムリをしない=面白味に欠ける……んだそうな。
 つまり、スポーツをするための環境が貧弱! ということだ。人工芝は手入れが楽だし、コストも安い。経済優先主義だからだろう。
 好きな映画の一本に、『フィールド・オブ・ドリームス』がある。貧乏農場主が夢の野球場を作る話しだ。おとぎ話ではあるけれど、アメリカ人が野球に込めた思いがひしひしと伝わってくる。本来、スポーツが持っている夢とはこういうことなんだと教えられた気がしたものだ。
 今回の合併騒動で真剣になったヒトビトは、日本の野球界に昔の活気を取り戻せるだろうか。ギャラの高さではなく、野球が好きだからという純粋な気持ちで「将来野球選手になりたい!」という少年を増やすことはできるだろうか。いや、「メジャーの野球選手にならなりたい」という少年ならいまも少なくあるまい。野球が嫌いなわけじゃないのだ。
 なぜメジャーならよくて日本野球はイヤなのか……その理由を考え、議論するところから始めれば、何か見えてくるんじゃないだろうかね。

投稿者 かめちゃん : June 30, 2004 01:24 AM

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