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カメちゃんのお出かけ帳

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かめちゃんのBlog

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2004年07月06日

笹の葉さ~らさら

 明日は七夕。
「織姫さまと彦星さまが年に一度会える日だよ」と小学生のときに教わった。その頃はド田舎にいたものだから、空には白く輝く優雅な天の川が見られたし、こと座のベガ(織姫さま)とわし座のアルタイル(彦星さま)も見つけられた。……と言っても、どうも星座を読むのはヘタで、教えてもらってやっとわかったってことなんだが(プラネタリウムのように、絵がついていればなぁ……となんど思ったことか)。
 さて、この風習、中国の乞巧奠(きっこうでん)と日本の棚機姫(たなばたひめ)の祭りが習合したものなんだそうな。両方とも「技芸の上達を願う」お祭りで、特に「裁縫がうまくなりますように」と(昔の?)娘さんたちが願いを込める日だった。
 すでに小学生のときには、「お星さまに、なんでもいいからひとつだけお願いする日だよ」ってことで、技芸の上達以外もOKとなっていた。短冊に何を書いたかなんて覚えていないけれど、どうせ大したことじゃないし、願いがかなった記憶もない。
 ところで、この愛し合うふたりが一年に一度しか会えない(しかも雨天中止!)という悲恋はどうして起きたんだっけ?
 ということで、事典を引いて調べてみたら、そうだった。こんな話しだった。
 織姫さまは、有能な機織り技師で、彦星さまは、まじめな牛飼い。ふたりともあまりに熱心に働くものだから、織姫のパパ、天帝(天の神さま)はご褒美に、ふたりを結婚させました。すると、あんなに働き者だったふたりは仕事をさぼって遊んでばかり。そこでパパは怒って、織姫を天の川の向こう岸に連れ戻し、会うことを禁じました。すると今度は、泣いてばかりで仕事にならない。困ったパパは、一生懸命働けば、一年に一度だけ会わせてやると約束。それが七夕の夜ってわけだ。
 なんか、しょうもない二人だな……って気もするが、いまの子どもたちにこんな話をしたら「いくらなんでも働かせすぎ! 労働基準法に違反してる」なんて言い出しそうである。子も子なら親も親である。
 こんなストーリーだったことをすっかり忘れ、悲恋物語というロマンチックなイメージだけが残っていた。
 いま巷では、曽我さんの家族再会のニュースで盛り上がっている。「やっと会えるんだ。よかった!」というほっとした気持ちに日本中が包まれている。だけど、曽我さんの記者会見で「家族にあやまりたい」という言葉が出てきたときに我に返った。
「なぜ、彼女があやまらなければならない? 両国の政治の犠牲者である彼女がなんであやまるの?」 不思議である。
 ほんとうに謝るべきヒトは誰なのか。「やっと会えるんだ。よかった!」という七夕に似たロマンチックな空気に浸るまえに、1年以上もなぜ実現できなかったのか、そのストーリーをきちんと読み返すべきじゃないだろうか。ほんとうに謝るべきヒトタチが、イイモノになりすましているような違和感を覚えるのは、果たして自分だけ?

投稿者 かめちゃん : July 6, 2004 01:34 AM

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