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かめちゃんのBlog

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2004年07月17日

自分を見つめ直す旅

  2日前、ホームページの日記に「今日からしばらく旅にでる」と書き残し、お遍路めぐりに出かけてしまった政治家がいる。民主党の菅さんだ。年金未加入問題、代表辞任、参院選、奥様のご病気……といろいろ重なり、思うところがあるのだろう。
 そういえば、同党のハトヤマさんも、よくお寺に座禅を組みにいくとなにかで読んだ。政治なんて仕事をやっていると、自分を見失う危険がありますからな。まあ、一人静かにモノを考える時間がほしいと思うのでしょう。
 お遍路……弘法大師の修行の足跡=四国八十八カ所の霊場をめぐる巡礼である。白装束に身を包み、すげ傘をかぶり、念珠を握り、金剛杖を持ち、弘法大師とともに(側においでです)、1番から88番までの霊場を順番通りに辿るんだそうな。
 ヒトには88の煩悩があるが、霊場を巡ることで、煩悩はひとつひとつ消えていくんだそうだ。そして、すべての煩悩が消えたとき、願いがかなう。
「願いがかなう?」
 煩悩が消えて、なお、なにを願うんだろう? なにかを望むということ=欲=煩悩じゃないのか? ……仏教を学んだわけじゃないので、その辺がよくわからない。まあ、願いをかなえたいというよりは、目的地に向かい、険しい道を徒歩でゆくという修行そのものを求めて、お遍路さんは今日も行く……んだろう。88カ所も徒歩で巡るわけだから、それは大変だろうな。菅さんはそれを10日間で達成する予定で組んだそうだが、一般的にはどのぐらいの日程で行うんだろう……と、またWEBで調べていたら、なんと、「タクシーでいく遍路」「バスでいく遍路」なんてツアーがあるではないか! 巡礼はいまや観光! 弘法大師さん、いいんですか? 
 それはそうと、霊的(と言われる)体験は、自分を見つめるきっかけになるのだろうか。ウチの高校では授業の前に1分間の黙祷をしていたが、まあ、ざわついていたクラスを静めるには役立っていた。でも、その1分間、頭の中は、ずっと雑念がグルグル。クラスは静まっても、頭の中が静まったわけではなかった。
『脳と意識の地形図』(リタ・カーター著)に、チベットのお坊さまの瞑想中の脳をスキャンしてみたら……という実験についての記述があった。瞑想中の脳は、通常の神経状態とはかなり異なっていたそうである。
 集中力が高まり(指向が固定される)、不安が消え(扁桃の動きが鈍る)、闘うか逃げるかの反応が鈍り(自律神経系の働きが弱まる)、外部環境との一体感が生まれる(右半球と左半球、大脳皮質全体の脳波が同期)など。前頭葉の活動が活発になり、頭頂葉の活動が低下し、感覚刺激が鈍り……つまり、雑念は消え、頭は澄み、なにか生命の本質を知ったような感覚になる……ようである。
 経験はないのでなんとも言えないが、そういう感覚に陥ったことのあるヒトは数多くいるだろう。そういう経験をすると、自分を見つめ直せるのだろうか?
 お遍路巡りを終えてからの菅さんを観ればわかるだろうか? ハトヤマさんを観ても、あんまりわからないんだけどねぇ。


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投稿者 かめちゃん : July 17, 2004 10:43 AM

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