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カメちゃんのお出かけ帳

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かめちゃんのBlog

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2004年07月19日

最高のプレゼント

   もし、最愛のヒトに最高のプレゼントをあげるとしたら、なにをあげたいと思うだろう。
「いちばん欲しいものを言ってごらん」
「現金!」
「……」
 なんてことで、相手が望むものをあげるのが一番いいプレゼントというヒトもいるだろう。高いジュエリーやブランドものをあげて、もし、質屋に持って行かれたりしたら……と悩みまくっているヒトもいるだろう。ではこういうのはどうだろう。ある雑誌の編集後記に、娘さんの17歳の誕生日に贈ったという、こんなプレゼントの話があった。
 メキシコ取材をしたそのスタッフは、アルマジロを売っている少女に出会った。30ペソ(約550円)。その地域では、スープにして食べるんだそうな。そのスタッフは、さっそくその少女からアルマジロを買い取ると、車でジャングルに向かい、そのアルマジロをジャングルに放してやった。最初、アルマジロは戸惑っていたが、やがて振り返りながら、密林の中へ消えていったという。そのスタッフは、自宅に電話をかけると、娘さんに伝えた。
「誕生日おめでとう。プレゼントは一匹の幸せなアルマジロだよ」
 娘さんの誕生日という特別な日に、偶然出会ったアルマジロに恩赦を与えたいという気持ちになったのは、たぶん彼がキリスト教徒だからだろうと思う。アメリカでは大統領が感謝祭前に1羽の七面鳥を助ける恩赦式がある。選ばれた1羽は、生涯、農場で快適に過ごすことを約束されるのだ。感謝祭に並べられる何千、何万羽という七面鳥へのささやかな罪滅ぼしである。
 どの生物も、他の生物のエネルギー(命)を奪って生きることを運命づけられている。その行為に罪を感じるのは、人間だけだ(中には感じないヒトもいるけど)。そのスタッフは、誕生日に「罪を解くこと」を最愛の娘さんにプレゼントしたということだろう。
 キリスト教徒でなくても、いいプレゼントだな、と思った。プレゼントとは、贈り物に乗せた気持ちであって、その品物自体は付属品だ。だけど、その付属品から送り主の気持ちをくみ取るわけで……だから選ぶのはムズカシイ。
「君へのプレゼントとして、ユニセフに5万円寄付したよ」と言って喜んでくれるヒトと「馬鹿じゃないの!」とあきれるヒトがいるわけで、贈る前に、そのヒトがどういう価値観を持っているかを読みとらないとうまくいかない。
 まあ、恋人へのプレゼントは「大いに悩んでください」であるが、家族へのプレゼントとして「幸せのアルマジロ」は最高のプレゼントだったと思う。「欲しいモノをあげれば孫は喜んでくれる」という日本のおじいさま、おばあさま。キリスト教徒のおじさまたちに負けず、素敵なプレゼントを探してみてくださいな。

投稿者 かめちゃん : July 19, 2004 10:47 AM

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