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かめちゃんのBlog

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2004年07月24日

子どもの絵

  某ターミナル駅に隣接する地下商店街で、幼稚園児が描いた絵の展示会が行われていた。
 ショースペースの一角で行われていたのではなく、地下道の天井に、まるで電車の中吊り広告のように絵が吊られているのだ。興味があるわけでもないのに、自然と視界に入ってくる。テーマは家族や友人、あるいは自画像だろうか? どの絵も人物画だ。
 幼稚園児の絵ねぇ……。
 ふと、自分が幼稚園で描いた絵を思い出したのだが、なんか違う。なんだろう……。そうか、いまの子どもたちの絵は、身体のバランスがとれているのだ。
 自分の絵。いや、当時のまわりの子どもたちの絵は、ほとんど顔ばかりだった。お母さんの絵を描いても、自画像を描いても、画用紙いっぱいにまず、顔を描く。でも、顔だけでは完全ではないと思うのか、下のわずかに空いたスペースに、無理矢理、身体を描く。なので、とんでもなく顔のでかい人物画になるのだ。もし、この絵のようなヒトがいたら、立つことすらできずに、頭を地面にめり込ませることだろう。
 展示されている絵は、顔と身体がしっかり描かれている。少々、顔が大きいのでマンガチックな感じはするが、極端ではない。まあ、選考された絵ばかりであれば、大人好みの「お上手」な絵を集めたのだろうけれど、色使いも顔を真っ黄色に塗ったりしているような絵はなく、ほぼ正しい色を使っている。
 うまいなぁ……。でも、どの絵も同じようで面白味がない。
 つい最近、同級生を殺害した児童の絵をめぐり、あーだこーだ、テレビでやっていた。描いた絵から、子どもの発達状態や心理状態がわかるというのである。絵と心理……。ある大学のサイトには、こんなことが書かれていた。
 反社会的行動を示す子どもの絵で共通しているのは、1.色彩が鮮やか。2.構図がしっかりしている。3.個性的。非社会的行動を示す子どもの絵で共通しているのは、1.顔を中心に描く。2.色使いが乏しい。
 ありゃりゃ……。顔を中心に描く子は非社会的なのかい。そんな馬鹿な。仮にこの分析を信じるならば、商店街の展示会の絵は、みんな社会的な子どもたちの絵なのだろう。身体のバランスはとれていても、背景を入れた全体の構図のバランスはとれていないし、色使いは明るいけれど鮮やかではない。個性的と思える絵には出会えなかった。
 個性的な絵はほめられるべきなのか、それとも「こんな絵を描くようでは、反社会的な子になってしまう!」と危惧すべきなのか。「社会的で個性的な子どもに育って欲しい」と願う世の親御さんたちは、自分の子どもの絵を見て、何を思うのだろう。
 少なくとも、大人になってから描いた絵に「オマエの絵、顔でかい。非社会的だな」と言われても、余計なお世話である。それはただ、ヘタなだけだよ!

投稿者 かめちゃん : July 24, 2004 10:52 AM

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