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2004年08月01日

ギリシア特集~生活 その1~

  カメちゃんの3分クッキング!
 今日ご紹介するのは、紀元前5C頃のギリシア料理「エビの蜂蜜ソース和え」でーす。材料はエビ(230g)、オリーブオイル(大さじ1)、魚醤(大さじ2)、蜂蜜(大さじ1)、オレガノ(みじん切り小さじ2)、黒コショウ(適量)。作り方は(1)エビをゆでて皮をむく(2)鍋にゆでたエビ、オリーブオイル、魚醤、蜂蜜を入れて2~3分炒める(3)エビを取り出し、煮汁を半分になるまで煮詰める(4)煮汁にオレガノを加え火を止める(5)皿に盛ったエビに煮汁をかけ、最後に黒コショウを振る。以上。ちなみにまだ作ったことはなし!(『古代ギリシア・ローマの料理とレシピ』より)。
 コショウって、西に伝わったのは大航海時代以降かと思っていたら違った。紀元前に、すでにインドと貿易していたのだ(あ、そういえば、NHKスペシャルでも、インドでローマのコインがみつかったってやってたっけ)。
 さて、これはフィロクセノスの『饗宴』という本に出てくる料理である。古代ギリシア人は、現代人と同じく飲み会が好きで、自宅に客を招き(招かれない客も来たらしい。それも現代といっしょ)、そこで飲めや歌えや語れや……を毎晩のようにやっていたそうな。
 この饗宴、いちおう、作法はあるようである。(1)銀の水差しから水を注いでもらい、手を洗い清める(2)奴隷が「一番目の食卓」を運び入れる。メニューは大麦のパンや、上で紹介したエビ料理、それに焼きマグロにイカ、ひな鳥(なんの鳥だろう?)のパイ包みなど。(3)食べ終わったら、再び、手を洗う。(4)ここからが本番。葡萄酒を飲み、笛吹き女の伴奏で、客全員で祝祭歌を歌う。(3)「二番目の食卓」が運び込まれる。メニューは蜂蜜やゴマやチーズを使ったお菓子、ケーキ、ケーキ、ケーキ……。(4)豆を使ったくじ引きで司会役が決められる。出されるワインは水割り(二日酔い、酒乱防止のためらしい)。(5)後は、朝まで飲めや歌えや語れや……zzzzz(ちなみに、みんな寝そべって食ってる)。
 この(4)で決められた司会者は、命令することができ、酒をムリに飲ませるような罰盃を強いることができたそうな。まるで大学生のコンパ。2400年も前からやってること変わりませんな。いや、違うことがひとつ。その席にいる女性は、楽団の女性か遊女のみ。奥さん連中やお嬢様たち女性陣は、姿をみせないよう奥の部屋でひっそり食事をとるのだ。男女共同参画は夢のまた夢。しかも、教養人を気取った連中は、楽団や遊女を呼ぶのは無教養な連中で「そんなもの必要なし!」と女性ゼロの宴会場で、哲学談義していたそうだ。これは現代ではあり得ませんな。
 飲めや、歌えや……の「歌えや」であるが、ウチに『古代ギリシアの音楽』(アオリウム・ムジケー古楽合奏団/ANFコーポレイション)というCDがある。パピルスや大理石に刻まれた楽譜の断片を、考古学資料から再現した楽器で演奏しているものだが、どれも暗い、暗すぎる。これだけではなんとも判断しがたいが、カラオケルームで大声張り上げての大合唱! とはずいぶん違う雰囲気なのだろう。なにしろ、男達だけで哲学談義だもんなぁ……とはいえ、饗宴=狂宴になるような宴会もあったようではある。それについてはとても書けません!

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投稿者 かめちゃん : August 1, 2004 11:17 AM

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