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2004年08月07日

ギリシア特集~中世1~

  毎年冬休みになると、スペインに出かけていた時期がある。最初の2年は、イベリア航空でマドリッドに入っていたけれど、それ以降、別の航空会社に切り替えた。
 その理由:モスクワでトランジット(途中寄航)するのが怖いから……である。たぶん、いまは違う雰囲気なんだろうけれど(あれはまだ、ソ連が崩壊してそれほど年数経ってなかった)、空港内は電気がほとんど消えていて暗く、あちこちに銃をかまえた警備員が直立不動で立っていた。空港内で1時間ばかり時間をつぶさなければならないのに、あるのは免税店ひとつ。ホンモノの銃を見たのが初めてだったせいもあるけれど、めちゃくちゃ怖くて、唯一明るい、免税店内で過ごすしかなかった。
 さて、1時間も店をうろついていれば、買わなくてもいいモノまで買ってしまうというもの。そんなわけで、その免税店で買ったおみやげはいま、居間の壁にひっそりと掛けられている。……イコンである。
 イコンとは、板に描かれた聖画像。ウチにあるのは、聖書を持ったキリストが描かれているイコンと、(こっちは知人からおみやげでもらったものだが)聖母マリアが幼子イエスを抱いているイコンだ。
 イコンは東方正教会における信仰の対象。正教会の教徒でもないくせに購入し、それをカバンに入れたまま、スペインのカトリック教会を観光してまわっていたのだから、まったく、不届きものである。
 さて、その東方正教会。現代のギリシア人の90%以上が信仰している宗教である。「あれ? オリンポスの神々はどうした?」って……ギリシアには、ギリシアの事情ってもんがあるのだ。
 ギリシア文化が花開いていた時代は遠い昔。その後、ギリシアはマケドニアに征服され、ローマに征服され、トルコに征服され……とさんざんひっかきまわされ、あれだけ誇っていた文化は水面下に沈んでしまった。ギリシアの神様たちも早々に、神話の世界にお隠れになってしまったわけだ。
 さて、かわって登場したのがキリスト教。ローマの支配下で一気に広まりいまにいたる。が、どうも宗教に疎いモノからすると、キリスト教といえば、カトリックとプロテスタントの二派があるってな程度の知識。これも、ローマが東西に分かれた後は、西の文化ばっかり教え込まれてきたせいだろう。東ローマ……ビザンティン帝国……なんだっけ、それ? ってヒトは少なくあるまい。ギリシアの歴史が、古代しか注目されないのは、このマイナーな帝国に長い間属していたせいかも知れない。
 しかし、いま「ギリシア正教こそは、21世紀の宗教である」と宣言しているヒトがいる。『ギリシア正教無限の神』の著者、落合仁司教授である。専門は宗教学、数理神学など。もっぱら宗教を数学と理論で考えていくヒトのようだ(めちゃくちゃムツカシそう)。
 なぜ、理論派の古代ギリシア人が、非合理なキリスト教の教えを受け入れられたのか。東方正教会とはどのようなものなのか……を、この本は語っているわけだが……それはまた、明日(またしても、おざなりな書き方)。

投稿者 かめちゃん : August 7, 2004 11:28 AM

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