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かめちゃんのBlog

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2004年08月08日

ギリシア特集~中世2~

  中学の修学旅行でのこと。高野山に向かうバスの中、京都弁の明るいバスガイドさんが「この山は長い間、女人禁制でした。本来なら、女性のみなさんは登れないんですよ」とのたまった。
 男子は「やーい」と喜び、女子は「なんでそんなことではしゃぐわけ? 男ってやっぱ馬鹿」とシラけた。
 多くの宗教は、聖地に女性は入れなかったりする。それは東方正教会の聖地、アトス山も例外ではない。なにせ、いまでもその伝統は守り抜かれているし、メスの家畜ですら入れないというほどの徹底ぶりだ(野生動物のメスはどうするんだい! とつっこみたくなるが)。では、男性なら誰でも入れるかといえば、そうではない。入れるのは巡礼者のみ。しかも、外国人は、許可書がなければ入れないし、その審査は厳しいようだ。
 アトス山は、ギリシア北部、ハルキディキ半島に突き出ている3つの岬のうちの一番北側。その先端にそびえている。いちおう、ギリシア領土だが、自治権がある。陸路は経たれ、わずかに海路が1本あるだけで、そこに出入りできるのは、許可書を持った巡礼者のみとくる。人里離れた秘境(失礼、聖域)とはこのことだ。
 その聖域には20程の修道院があり、修道士たちが、中世(10世紀)から変わらない修道生活を送り続けているそうな。
 が、今年の3月、800年もの歴史をもつセルビア正教会のキランダル修道院が火災に見舞われた。死傷者はなかったようだが、修道院の大部分が被災したほか、住居や会堂なども被害を受けたようだ。原因は漏電などの電気関係のトラブルらしい。
 電気?
 中世から変わらない修道生活で19世紀のエジソンが発明した電気? まあ……それはそうと、修行って、いったい何をしているんだろう。
 起床→礼拝→朝食→自由時間→礼拝→夕食→消灯。以上……だそうな(『ギリシア正教無限の神』より)。そ・れ・だ・け?
 いやいや、問題は自由時間だ。お勧めコースは、「祈り」。ずっと祈り続ける。そ・れ・だ・け?
 いやいや、聖域には、図書館があり、そこには古代ギリシアの名著から聖書、ギリシア語原典、1000年にもわたる修道院長の日記など、一生かけても読み尽くせないほどの本があるようだ。古典を読むのもまた修行!! つまり、修行とは、ひとから教わるもんじゃな~い!(ってこと?)
 ギリシア正教は、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」と、日々反省しなさいってことだけではない。「神が人に成ったのは(イエスとして現れたことは)、人が神に成るためである」との解釈のもと、「自らを超え、神と一体化することこそ人生の目的。それには、修行あるのみ!」と、「修行のすすめ」をしているわけだ。……「解脱するには修行あるのみ!」っていう宗教とどこか似ている。
 つまり、ギリシア正教には、西洋キリスト教の「愛」と東洋仏教の「成仏」の教えが含まれているらしい(これも『ギリシア正教無限の神』より)。
 で? だから? なんで論理的理性的合理的な古代ギリシア人が、このギリシア正教を信じるようになったわけ? それはビザンティン帝国ってどんな国だったの? ってことになるわけで……この続きはまたいつか。


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投稿者 かめちゃん : August 8, 2004 11:29 AM

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