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かめちゃんのBlog

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2004年08月30日

日本の工芸

  先週、東京国立博物館に『万国博覧会の美術』という展示会を観に行った。いつも利用しているバスに割引券(100円安くなるだけだけどね)がぶらさがっていたのを、もらっておいたのだ。
 上野公園はさすがに緑が多くて涼しく、のんびりした空気がただよっていた。日曜日の午後って感じだ。そんな日常的な空間を横切った先に、めざす博物館はある。
 日本の博物館の歴史は、1872年、湯島聖堂で行われた博覧会を最初としているそうな。上野に博物館ができたのは、その十年後。湯島で行われた博覧会は、翌年ウィーンで行われる万国博覧会の参加準備をかねていたようである(東京国立博物館サイトより)。
 今回の『万国博覧会の美術』展では、このオーストリアの万博に出品された品々も並ぶ。その前のパリ万博でも幕府、薩摩藩、佐賀藩がそれぞれ出品してはいたけれど、このウィーン万博が、日本政府としての、初めての海外文化デビューとなったわけだ。そして日本の万博参加は、ヨーロッパ中にジャポニスムの流行を広げ、さまざまな画家や工芸家が、日本風味を加味した作品を発表することとなる。
 そんな西洋の芸術家を刺激した日本の美術とは、いったいどんなものだったのだろう。七宝、焼き物、掛け軸、刺繍、工芸細工……さまざまな工芸品が並んでいたけれど、共通するのは、その精密さだろうか。なにしろ、細かい! いまならコンピューターで図柄を取り入れ、マッピングして、はい終わり……だろうけれど、この頃はひとつひとつ、描いていた(あるいは掘っていた)わけで、その根気強さにまず、「すごい!」
 また、その図柄となっているものがまたいい。身近な自然が多いのだ。稲穂とスズメ、ツバメ、鯉、エビ、ネズミ、カマキリ、蝶……。華やかさはないけれど、それがまたいい味出してるのだ。
 そんな中でも一押しなのは、写実的なカニのオブジェがついた壺である。なにしろおいしそうなのだ、そのカニが。ホントウに生きているみたいで、「カニ鍋食べたい」って気分になった(美術品の鑑賞の仕方、まちがってる?)
 とにかく、そのカニが最高ではあるのだが、ほかにも壺や花瓶、硯箱に写実的な動物のオブジェがついているものが多々あった。なんというか、携帯電話やパソコンのモニタの上に、マスコットをぶらさげる日本人のDNAみたりっ! って感じだ。なんか、かわいいものを装飾としてつけたくなるのって、昔からかわらないんだな……と(やっぱり美術品の鑑賞の仕方、まちがってる?)
 それにしても、この百年前の日本の工芸技術は、いまもうけつがれているのだろうか? で、ふと、おまけで有名な海洋堂を思い浮かべてしまった。あの精密さは日本の職人魂そのもの! 形はかわれど、しっかり受け継がれているに違いない(違うかな~?) 

投稿者 かめちゃん : August 30, 2004 11:53 AM

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