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カメちゃんのお出かけ帳

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2004年09月03日

自然災害の夏

  あまりにオリンピック報道ばかりが多くて、最近、ニュースを敬遠していたら……浅間山が噴火してた。びっくりである。
 小学校の林間学校は、軽井沢だった。区立(だったかな?)のりっぱな山荘があって、毎年(だったかな?)、夏休みに合宿があったのだ(き、記憶が~……)。まあ、とにかく、どでかい浅間山がすぐそこに見える場所で合宿していたのである。
 北陸から転校してきたばかりで、東京もよく知らなければ、軽井沢もよく知らない初めての合宿で、先生から「浅間山は活火山なんですよ~」と説明をうけ、「合宿中に噴火したらどうすんだっ!」と不安になった記憶がある。そんな山に、なんで登るのだ? 「硫黄を吸い込んだら死ぬんだぞ」なんて脅すやつまでいるのに、なにゆえ登るのじゃーっ?! と。
 そんな恐怖はいつしか薄れ「軽井沢といえば、白樺の美しい林だよ~」と目に焼き付いた風景ばかりが思い出されていたのだが……やっぱ、噴火するんだ。
 幸いといっては農作物が降灰でおじゃんになった農家の方々に申し訳ないが、死者1000人以上だした江戸時代の天明の大噴火(1783年)に比べれば、規模が小さくて一安心。culiがすかさず「この天明の大噴火がフランス革命を引き起こしたとも言われているんだよ」と歴史的雑学知識をひけらかした。
 なんじゃそりゃ? ってことでちょこっと調べてみたら、なるほど、上前淳一郎氏が『複合大噴火』(1989年/文芸春秋)って本でそんな説を唱えているようだ。
 1783年の浅間山の噴火と、続くアイスランドのラキ山の大噴火による噴煙は、ヨーロッパに長い冷夏をもたらした。そのせいで小麦の不作が続き、食糧不足に陥り、1789年、とうとう市民たちが「こんな生活やってられっか!」と爆発……ってな感じ。
 噴煙はヨーロッパまで行っちゃったのか……ってことは、当時の日本は? やっぱり、江戸中、噴煙と降灰でボロボロになったようである。当然、米価は高騰し、日本の庶民たちも「こんな生活やってられっか!」と米屋の打ちこわし騒動がおきたもよう。ま、こちらは革命には至らなかったようだが。
 自然現象が、社会的な変動を巻き起こすことは、歴史的にはよくあることなのだろう。日本はこの夏、大きな台風、それに噴火と、自然災害が続いたわけだが……これで政局が変わる! ってことはなさそうですな。

複合大噴火―1783年夏
上前 淳一郎

文芸春秋 1989-06
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投稿者 かめちゃん : September 3, 2004 11:58 AM

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