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カメちゃんのお出かけ帳

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かめちゃんのBlog

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2004年09月12日

アシダカクモよ、ごめん

  子どもの頃「夜、クモを見つけたら殺さなきゃだめよ」と母親から習った。朝や昼間ならいいんだそうで、「なんでだろう?」と不思議だった。
 もともと、クモは嫌いじゃなかったので、夜、クモを見つけたとしても「見なかったことにしておこう」と放っておく。最近は、亜熱帯地方からやってきたセアカゴケグモや、ペットのタランチュラなど、毒グモも日本に入ってきているんで注意しないといけないけれど、従来、日本のクモは毒をもっていないし、危害を加えることもない。だから、バルコニーでギトギトした模様のクモが巣を張っていても気にしなかった。風が強いので、そのうちどこかへ吹き飛ばされてしまうし。
 が……。
 昨日、バルコニーで、色あせた風見ハリネズミ(風見鶏じゃなく、ハリネズミね)の塗装を塗り直していたら、アリが部屋の軒下の僅かな隙間から出入りしているのが見えた。よくよく見ると、次から次へと出てくる。
「さては、ここに巣をつくってるな」
 プランタの土の中ならまだ見逃すのだが、家の中は軒下といえども却下である。ということで、かわいそうだが殺虫剤で巣を潰そうと思い、そばにあったプランタをどけてみたら……大きなカエデの葉が。
「なんでこんなところに?」
 とよくよく見ると、それは葉っぱではなく、巨大なクモだったのだ! ひ、ひめいすらあがらない。そいつは手のひらサイズで、足も太い。
「こ、怖い!」と考えるまもなく、手にしていた殺虫剤をふりかけた。すると、そいつはものすごい勢いで軒下を「ダダダダダーッ」と逃げていった。
「あれはなんだ、あれはなんだ、あれはなんだ……」
 クモはきらいじゃなかった。が、あれはダメだ。あのでかさ。毒持ってるにちがいない、ちがいない、ちがいない……と頭はパニックである。
 あわてて部屋に戻り、culiに「きょ、きょ、きょだいクモ! て、て、手のひらぐらいの!」と報告すると「ああ、いるでしょ」とすずしげ。おまけに手にしている殺虫剤を見るなり、「むやみに殺しちゃだめだよ。そのクモがなにものか、ちゃんと調べてからね」とジャイナ教徒のような寛大なお言葉。
 それもそうである。おちつかねば。ということで、さっそくネットでクモについて調べてみたら、いた。アシダカクモ。日本最大のクモで、悪さをするどころか、ゴキブリを食べてくれる益虫であった。どのサイトにも「大きいので気持ち悪いけど、殺さないであげて」とか「最近、見かけなくなったけど、健在だろうか」と暖かい言葉が。
「あ~、殺虫剤かけちゃったよ」としばし後悔。「大きい」=「怖い」、「気持ち悪い」=「悪者」という図式が、脳にインプットされているのだろう。もし、益虫だと知っていたら、遭遇したときの行動は、まったく違うものになっていたに違いない。遭遇したモノが何ものか知らないと、防衛本能的な単純な図式が頭に浮かび、本能の命ずるままに行動してしまう。相手が虫だったからまだしも、これが戦場だったら(どういう飛躍だ?)相手が何ものか判断する前に引き金ひいちゃうだろうな、とちょっと怖くなった。
 その後、「ゴキブリ食べてくれるなら、家にいてくれてもいいんだよ~」としばしアシダカクモの姿を探したが、もうどこにもいなかった。が、ふたたび出会ったら、やっぱり気持ちいいものではないだろうな。

投稿者 かめちゃん : September 12, 2004 12:08 PM

コメント

コメントありがとうございます。
台風被害、大丈夫でしたか?
吸い込んだ蜘蛛、逃がしてあげたのですか……なんとすばらしい勇気!
いいお話でうれしくなります。
たとえ益蜘蛛とわかっても、また遭遇したらやっぱり怖いだろうなぁ。

投稿者 かめちゃん : September 7, 2005 01:17 PM

昨日は台風でした。
それで雨どいを閉めてのを開けようとしたらそれこそ今までみたことが無いで
かい蜘蛛が現れて日ごろ蜘蛛なんて平気な
私が?絶句してしまうほどその蜘蛛は大きかったんです。
正直に怖い、、って思ってしまいました。
それで思わず掃除機で吸い込んでしまったんです。
で、どうしようか?っておろおろしてるうちに
何者であるのか調べたくて検索してると、ここ見つけました(爆)
殺虫剤こそかけなかったんですけど、掃除機の中の蜘蛛を逃がしてあげることにしました。
勇気をもって・・

投稿者 未来 : September 7, 2005 10:34 AM


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