MENU
カメちゃんのお出かけ帳

チームマイナス6パーセント

かめちゃんのBlog

« お馬のヨンサマ | メイン | 堀江社長のペット »

2004年09月16日

トランプいろいろ

  実家に帰ると、小学生の姪と甥が遊びにくる。で、たいていやる遊びが、トランプである。
「七ならべ」「ババ(ジジ)抜き」「神経衰弱」が主な種目。まだ「ポーカー」やら「大貧民」やら「ブラックジャック」やら「スピード」やら……をやったことはない。
 が、やるときはいくら子どもだからといっても容赦しない。勝たせてあげようなんて考えはこれっぽっちもない。だが、どんなに策略をめぐらせても、負けるときは負けるのだ。大人だろうが子どもだろうが、運を味方に付けたモノが勝つのである。
 うちは代々(?)トランプ好きで、よく家族でやっていた。わざと勝たせてもらった記憶など(やはり)これっぽっちもない。ほかにも、「オセロ」や「チェス」「チェッカー」それに「ダイヤモンドゲーム」など、いろんなボードゲームをやったが、手加減はなかった(負けると思い切りふてくされてみたが、効果なし)。
 だが、やはりトランプが一番長く続いた。ただの運任せのものから、記憶力頼みのものや相手の手を読み策略をめぐらすものまで、いろんな遊びができるからだろう。
 てなわけで、前にスペインに行ったとき、おみやげにトランプを選んだことがある。が……なんと、スペインのトランプは数が足りない! 40枚しかない!(「8」「9」「キング」「ジョーカー」がない)。おまけにマークが「ハート」「ダイヤ」」「スペード」「クローバー」ではなく、「洋杯」「金貨」「剣」「棍棒」なのだ。「こりゃ、おみやげにならんわ」ってことで、いまだケースに入ったまま、手元においてある。
 調べてみると、スペインの標準セットは48枚なんだそうだが、遊びによって使う枚数が違うため、枚数の違うセットも売っているらしい。日本で流通している52枚プラスジョーカーというのは、19世紀のアメリカで考えられた標準セットだとか。単にアメリカ系(?)のトランプが日本で流通しただけで、世界共通ということではないようだ。へぇ……ということは、スペインには「七ならべ」はないんだろうな(「8」と「9」がなかったら、その上のカードは永遠に出せないではないかーっ!)。
 トランプはもともとは西洋の遊び……であるけれど、その起源は、インドか中東ではないかと言われている(が、はっきりしていないらしい)。
 ヨーロッパでは、13世紀末にドイツで数字付きのカードが、フランスでマーク付きカードが、イタリアで教化ゲームとしてのタロットが生まれたそうだが、トランプが「遊び」として登場するのは、その1世紀後の14世紀末である。この頃、ドイツ、ベルギー、イタリア、フランスと、一気に流行。だけど、どの国でもたちまちトランプ遊びの禁止令が出されてしまったそうである。小学生から遊べる楽しい遊びなのになんで? べつにトランプ遊びが悪いわけじゃない。この時代の遊び=賭事だから悪いのである。
 しかし、15世紀にはいると木版技術の発展などで、トランプは大量に出回るようになる。貴族だけの遊びだったものが、労働者階級にも及ぶようになったのだ。法でしばっても、流行るものは流行る。で、数多い賭事遊びの中、チェスと同様、トランプは女性も参加できる優雅な遊びとして認知されるようになったらしい。たぶん、そうなったのは、トランプの絵柄の美しさも手伝ったのではないだろうか。
 スペインで購入した40枚のトランプの絵柄は、安っぽくて優美じゃないのだが、高価で美しい絵柄のカードもたくさんあった。おみやげにはいい品だと思うけれど、枚数を確認してから買わないと、遊べないぞ。


遊びの中世史
池上 俊一

筑摩書房 2003-11
売り上げランキング : 222,057

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


エンカルタ百科事典

投稿者 かめちゃん : September 16, 2004 12:12 PM

コメント


コメント用ボックス

コメントをお寄せくださる際は、お名前(必須)、メールアドレス(必須)、URLをご記入ください。




保存しますか?