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2004年09月22日

さらば、親知らず

   恐怖の日がきちゃいました。歯を抜く日です。
「あなたの親知らずは真横を向いていますので、歯茎を切ってめくり、骨を削って抜きますからね」
 優しい顔をした若い先生が、淡々とそうのたまったのは3週間ほど前のこと。歯茎を切られて、骨を削られるなんて、考えただけでも……嗚呼、憂鬱。
 といってもしかたあるまい。覚悟を決めて、朝っぱらからバスに揺られること30分。某歯科大学の付属病院に到着した。受付開始20分前に着いたにも関わらず、待合室には大勢の人が座って待っていた。さすが大学病院、収容人数(?)ちがいますな。
 それからまた待つこと20分、ようやく名前が呼ばれて口腔外科室のドアをくぐってみれば、ずらりとならんだ診察台には、すでに患者さんがぎっしり。でもって、その患者さんひとりひとりに先生がつき、その先生に3人ほどの見習生がついている。
 あ~、これぞ大学病院。患者はみんな教材なのだ。病院にはほとんどお世話になったことがないので、見習いの学生が見学するって話は、ヒトから聞いた情報だけで知っていた。
 聞いた話の中で、いちばん強烈だったのは、前の会社の女性上司の話だ。男勝りの彼女は、19歳の若き時代に、なんと痔で入院したことがあると言って、こんな話を豪快に笑いながら話してくれた。
「おっかしいのはさ~、患者はみーんなオシリだして横向きでベッドに寝てんのよ~。みんな同じ方向よぉ。それでさ~、それを実習生が並んで見るのよね~、ハハハハハーッ!」
 彼女が話すとつられて「ハハハハーッ!」と笑ってしまうのだが、考えてみれば、「若き女性になんてことを!」と抗議の電話を1本いれたくなるような話である。ま、彼女が19歳の時といえば、いまから40年は前の話になるが。
 と、痔の話じゃなく歯の話だ。
 まあ、歯を抜くところの教材になる分には、別にイヤな気はしない。どうぞ、勉強してください……なのだが、なんと、この若い主治医の先生もまだ修行中のようなのだ。で、助手にベテランの先生がついた。だ、大丈夫か?
 とはいえ、麻酔が効けば、あとは何をされても痛くもなんともない。顔の上で「あーだこーだ」と若い先生とベテラン先生はやりとりしながら作業を進めていく。なかなか聞いていておもしろい。さて、実習生はというと、ちょっと遠くの方でぼーっと立っているだけ。近くで見なくちゃ勉強にならんだろうが……。
 さすがベテラン先生もそう思ったようで、作業しながら実習生に「もっと近くにこないとダメだろ」と注意する。
 そうお声がかかってようやく、二人そろってそろそろとのぞき込む。あれ? メモはしないの? フツー、そこで見たこと思ったこと言われたことをメモしないと忘れるでしょ? 質問は? フツー、観ていればなにか疑問がわくでしょ?
 自分の治療の経過よりも、実習生の遠慮がちすぎる態度が気になって仕方がない。先生の治療の妨げにならないように気をつかっているのだろうか? 「ちょっと邪魔!」と注意されるぐらいどん欲な態度に出てもいいような気がするのだが……。
 な~んてことを観察しているウチに無事終了。なんと1時間半もかかっていた。麻酔とはすごいもので、歯茎を切って骨を砕いて開いた穴を糸で縫いつけてもまったく痛くない。
 先生に、「いやあ、大丈夫でした~」とにこやかにあいさつをして出てきたのだが、怖いのは、麻酔が切れた後だった。
 いま、鋭い痛みが襲い始めている。い、いたい。痛すぎる~っ!

投稿者 かめちゃん : September 22, 2004 12:42 PM

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