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2004年10月13日

街のクマさん里のサルさん

 引っ越してまもなく、乗ったタクシーの運転手さんから「この辺、タヌキがでるんだよ」という話を聞いた。が、いまだタヌキに遭遇したことはない。
 たぶん、部屋の窓から見える小高い丘のどこかにいるんだろう。夕方、まるでホラー映画のように、真っ黒なカラスの大群が上空を舞う丘。だけど、そこには学校やらマンションやらも建っている。そこの住民は、タヌキと共存しているのだろうか?
 最近、やたらとクマが出るというニュースを聞く。原因は猛暑と台風で彼らの食べ物(どんぐりなど)がなくなり、エサを求めて里に降りてきたのだろうという話。ヒトを襲ったクマや、巨大でおっかなそうなクマは殺処分されているようだが、それ以外は、麻酔で眠らせ、奥山に帰しているらしい。しかし、エサがなければまた降りてくるのではないだろうか。とはいえ、無差別に殺処分するのは許されることじゃない。どうすれば野生動物と共存できるのか、これまた温暖化の進む21世紀の課題なのだろう。
 青森県では、天然記念物のニホンザルが農作物を荒らし、ヒトに危害を加えるということで、そのうち24匹を駆除することに決めたという。天然記念物とされているのは、北限に住むサルだけで、他の地域では、毎年約1万匹、駆除されているとか(10/5付ASAHI.COM)。
 こういうニュースは心が痛む。かといって、「有害」とされる動物たちと格闘しているヒトビトの立場に立ってみれば、そんな愛護的感情論で解決できるわけもない。
 昔、たぶんNHKでやっていた『大草原の小さな家』だったと思うが、森の中の丸太小屋で暮らす一家に、ある夜、狼がやってくるという場面があった。お父さんが銃で追い払うのだが、狼が狙ったのは、鶏などの彼らの家畜である。狼にしてみれば、自分たちのテリトリーにエサがやってきたって構図だ。野生の領域で暮らすということは、彼らとの戦いを余儀なくされるということなのだろう。
 野生サルの被害を研究しているあるサイトには、こんな構図が書いてあった。被害が起きた背景には、
1.開拓などで野生動物の領域にヒトが入り込んだ
2.そこにエサとなる樹木や農作物を植えた
3.野生動物のエサ場となる
4.エサが豊富なことで繁殖した
 つまり、彼らの手に、必要以上の豊富なエサが渡ることが問題なのだ。農作物を荒らされる前に、野生動物にとられないようにする画期的な方法はないものだろうか。最近は、野生動物だけでなく人間の盗人までいるのだから、「セコム」あたりが考えてくれてもよさそうな……防犯すべき範囲が広大すぎて、難しいとは思うけど。
 多種多様な生物たちが多すぎず少なすぎず、うまくバランスをとって生きていける環境が一番理想なのだろうけれど、このところの気象の変化は、それを許さない状況になっているのかも知れない。環境に適応できるものは生き残り、環境に適応できないものは絶滅していく。この100年で多くの種族がふるいにかけられるに違いない。
 さて、いちばん適応能力にすぐれているのは誰だろう。ウイルスか? 人間は? 少なくともモルモットではないな。

投稿者 かめちゃん : October 13, 2004 01:07 PM

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