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かめちゃんのBlog

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2004年10月15日

いまどきのお墓

 死ぬのはまだ早い……んだけど、お墓の話。
 というのも、昨夜の番組『ご近所の底力』で、いまどきのお墓を紹介していたのだ。スタジオには「墓地を買いたくても高くて買えない」「激戦で抽選にハズレてばかり」「先祖代々の墓はあるけれど、後継者がいない」などなど、お墓で悩んでいる人たちが集まっていた。
 養老氏の言葉を借りれば、「ヒトの死亡率は100%」。遅かれ早かれ誰もが必要となるものだ。これはひとごとではない。
 しかし、いくら必要と言えども、昔から死体になるのはイヤだった……ってあたりまえか。そうじゃない。象のように死ぬときは群(?)を離れ、誰にも見られることのない場所で鳥や獣のエサにでもなって自然のサイクルの中に還元されたいなぁ……などと思っていた。そうそう、子どもの頃、チベットの鳥葬のドキュメンタリーを観て、「これだ!」なんて手を打ったものだった。されどここは日本。法律上でも衛生上でも倫理上でも許されることじゃない。それに日本だと、カラスにつつかれるのがオチである。誰があいつらになんてやるもんか!
 で……お墓だ。まあ、大人になってからは常識で考えて、家族で墓を持ち、そこにみんなで入るものだと思っていた。場所は地方だってかまわない。ただ、やはり自然に還れるものなら還りたいよなぁ……という気持ちはやっぱりある。
 culiは「海に散骨してほしい」などと言っているけれど、せっかく陸に上がった哺乳類。どうせなら海に溶けるよりは土になりたい。歴代モルたちは実家の庭の土の下で樹木の肥やしとなっているけれど、その木の成長を観るとうれしくなるものだ。いいなぁ~モルモットは自然に還元されて……。
 な~んて考えていたら、さすが『底力』。「自然に還りたい、そんなあなたにぴったりなお墓はこれっ!」ってな感じで樹木葬なるものを紹介していたのだ。
 そこはお寺の管理する正規の墓地。されど見た目はたんなる山! 墓石はどこにもない。あるのはうっそうと茂った木々ばかり……。そうなのだ。その木々こそが墓石。ヒトビトは木の下に埋葬されているのである。しかも骨壺から出され、骨は直に土に寝かされている。
「これだっ!」
 その住職さんの話がまたすばらしい。山を墓地にするということは自然を破壊することになる。それはやりたくなかった。ではどうすれば自然を壊さずに墓を作ることができるのか……。その答えが樹木葬だったというわけだ。
 エライ! 日本の森をよくぞ守った! よし! ここにするぞ! 場所は岩手? 寒いなぁ……ってそんなの死んだらわかんないし……と、ひとりでどんどん盛り上がっていたのだが、ちょっと待て。いくらなんでも、買うには早すぎる。まるで生まれたばかりの子どもに成人式の晴れ着を買うようなものではないか。ま、とりあえず、そんな自然回帰を願うお墓もあるとわかっただけで、気分はすっきりした。これも多様性の現れ、自由である証拠なのだ。たぶん、死ぬまでの間には、もっと様々なお墓が出てくるに違いない。

投稿者 かめちゃん : October 15, 2004 01:11 PM

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