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かめちゃんのBlog

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2004年10月17日

古本屋にいこう

 映画『スパイ・ゾルゲ』を見たのはいつだったろう。題材はおもしろいのに退屈だった。おまけに背景のCGがあまりにもお粗末で、それだけで興ざめしたのを覚えている。
 その映画のモデル、国内最大のスパイ事件首謀者・ゾルゲと尾崎秀美の処刑記録が見つかった。しかも、神田の古書店で……というニュースがASAHI.COMに載っていた。
「え~っ! 古本屋でそんなのみつかるのかよぉ~っ?」
 だって、処刑記録って、公文書でしょ? なんでそれが本屋で?
 見つかったのはGHQが作成したゾルゲ事件の調査報告書のようである。その中に、処刑記録の写真が載っていたということだ。それでも「なんでGHQの報告書が古本屋にあるんだよぉ~っ!」
 映画では、処刑場に向かうふたりは非常に穏やかで、まったく怯えた様子はなかったように描かれていた。今回見つかった処刑記録にはどう記されていたか。ふたりは「皆さんご親切にありがとう」などと述べて、取り乱すことはなかったそうである。映画どおりじゃん。まあ、それだけの覚悟がなければ、スパイ稼業などできやしないのだろう。
 ゾルゲの処刑記録も興味深いが、やっぱり気になるのは古本屋である。なるほど、まだまだ発見されていない貴重な資料が本棚の奥で眠っているに違いない。
「よし、神田にくりだすぞ!」
 なんて思っても、価値がわからなければただの紙。なんの知識もない者が古本屋をめぐっても、貴重な本に出会えるわけもない。とはいえ、失われた記録や幻の本などにはロマンを感じる。壺や掛け軸のような骨董品より、本だよ、本。読めないのが残念だが、それでも本だよ、本。これも映画の影響だろうか?
 いつだったか『薔薇の名前』という映画を観た。ウンベルト・エコーの有名な小説を映画化したもので、ショーン・コネリーが主役だった。難しそうな映画だと思ったら、中世の僧院を舞台にした推理もの。いや、原作はけっこう難解で、キリスト教や中世の歴史がわかっていないと読んでもおもしろくないと聞く。ってことで、まだ読む気力がわかない。でもいつかは読破してやる。
 その『薔薇の名前』に、失われた(あるいはもともと存在していないと言われる)書物が出てくる。アリストテレスの『詩学・第二部』である。第一部は悲劇について書かれており、第二部は喜劇について書かれている……とされている。『薔薇の名前』は、その二部の存在が事件の鍵となっているのだ。
 映画を見終わった後、本当のところ(『詩学・第二部』に書かれていたこと)はどうなのか気になった。つまり、イエス・キリストは笑ったことがあるのか? 笑いを肯定していたのか? 
 古代アレクサンドリア図書館にはきっと『詩学』は全編残っていたんだろう。焼けちゃったからなぁ……ほかにもいろんな研究書があったんだろうになぁ……アトランティス大陸のことも書かれていたかもなぁ……ああ、もったいない。
 ま、残っていたところで古代ギリシア語が読めるわけでもナシなのだが、「失われた記録」にいったいなにが書かれていたのか、想像が膨らむ。そういえば、勝海舟の添え書きのある坂本龍馬の肖像画が見つかったというニュースもあった(これは古本屋じゃなく個人宅で)。もしも、『新選組!』のオンエア中(今年中か)に、近藤勇と坂本龍馬が江戸で会っていた! という資料が見つかりでもしたらおもしろいのに。なにしろ「史実に反してる!」と非難されてますからなぁ。
「よし、その資料を探しに神田にいくぞ!」
 ……って、だから読めないんだってば。

投稿者 かめちゃん : October 17, 2004 01:14 PM

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