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2004年10月28日

悲しき党首討論

 は~い、みなさん。昨日は久しぶりに党首討論がありましたね~。観ました? え? 観てない? そりゃそうだよねぇ、時同じくして新潟地震で生き埋めになってしまった親子の救出が行われていたんだもの。NHKも通常総合でやるべき党首討論を教育テレビに追いやり、ずっと、その状況を映し続けていたわけで、その優先順位には、誰も文句は言わなかったでしょう。
 しかし、「台風」「地震」「イラクの人質事件」と国民の生命と財産が脅かされる大問題が起きている最中の党首討論。親子の救出を見守っていたいという気持ちもあるけれど、やはりこちらも観ないわけにはいくまい。ってことで、教育テレビにチャンネルオン! ニュースでもやることはやるけれど、討論というものは、ぶっとうしで観ないと両者の力量は見えてこないものだ。ニュースメディアが適当に場面をつないで、適当に解説した映像からうかがえるのは、そのメディアが何を伝えたいかということだけだ。
 が!
 イラク人質事件では、「自衛隊の撤退要求は拒否するが、救出に全力をあげる」という首相の既出の意志を確認するにとどまり、地震、台風災害については、「視察に行った」「ここにも行った」と互いに地名をあげて「現地に入ってるぞ」ということをアピールしあった上、被災者生活再建支援法の改正(支給金の用途拡大のため)を求めるという内容。で、後は延々、献金問題である。
「お~い、空気読めませんか~」
 もしかしたら、あらかじめテーマは決められていて、直前に話題を変えることができないルールなのだろうか? だとしても、お国というのは国民の生命と財産と自由を守ることがお役目のはず(違うのかな?) その生命と財産が脅かされているときなのだから、話題を変更し、せめて「政府はこれだけのことをやろうとしている。安心せい!」という力強いメッセージを出して欲しかった。
 しかしメインは政治献金にまつわる話。
「政治に金がかかるのは仕方がないことでしょう」
 だったら、仕組みを変えればいいのでは? 政治家は「できない」だの「仕方がない」だの軽く言わないでいただきたい。できないならば、その枠組みを変えて、不可能だったことを可能にしてくださいな。まるで丈の短いセーターを着て「短いから厚手のコートで覆うのはしかたない」と言っているようなもの。長めのセーターに変えるか、足りない分は編めばいいだけで、高いコートなど必要ない(ちょっと例題が違うか)。つまり、システムをよりよい風に変えることが、政治のお仕事ではないのかってことだ。
 まあ、しょせん、イギリスのまねっこ党首討論。不定期水曜日の夕方、45分程度の討論なんて誰が観るのだろう。本気で国民に観てもらいたいなら、日曜日の朝かゴールデンタイムにやればいい。事前に決めたテーマではなく、アメリカ大統領選の候補者の討論のように、一般客をいれて、そこから質問をもらい、それをテーマに討論するとか、やり方はいくらでもあるはずだ。少なくとも、汚いヤジを飛ばす国会議員を外野に置くより、一般客を招いたほうがよっぽどいい。
 国のトップたちが、暖かい会議室で討論をしていた間も、財産を失い、家を失い、またいつくるともわからない余震におびえながら、寒さと絶望と不安の縁に立たされている大勢のヒトビトがいたのだ。そして、異国イラクの地で、命を天秤にかけられている青年がいたのだ。彼については、うかつすぎて怒りを覚えるけれども、それでも助けるべき大切な命である。命の選別を行うことなどできやしない。
 そんなヒトビトの心境を考えたときに、国のリーダーが話し合うべき内容はいったいなんだったのか。空気の読めないリーダーたちの、なんとも悲しき討論でした。

投稿者 かめちゃん : October 28, 2004 01:26 PM

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