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かめちゃんのBlog

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2004年11月20日

野焼き

 実家の庭には小さな焼却炉が置いてある。燃えるゴミのほとんどを、そこで燃やしていたのだ。しかし、数年前から、その焼却炉は可動していないと聞く。「燃やせなくなっちゃったのよ~」と母親は残念そうだった。
 知らなかったのだが、「野焼き」は法律で禁止されているそうなのだ。これに違反すると懲役3年以下、または300万円以下の罰金である。家庭用の焼却炉は、一定の構造基準を満たしていなければ使用できない。一定の構造基準というのは、摂氏800度以上で焼却できるなど、いうなればダイオキシンが排出されない構造のものということだ。
 いま、中越地震で住めなくなってしまった家を、住民自ら壊して燃やしているというニュースがあった。「雪が積もった場合、家が押しつぶされて倒壊する恐れがあるから」ということで、雪が本格的に降り出す前に行っているようだ。長年住み慣れた家を壊し、燃やさなければならない心境とはどういうものだろう。その喪失感は大変なものに違いない。
 そんな状況の中、県は「ちゃんと片づけるから、野焼きしないで~っ!」と訴えているそうな。住民は「やることなすこと遅いんだよ!」と思っているのかどうだか、「そうは言われても」と困っているようだ。震災時の廃棄物の焼却は、野焼き禁止の例外規定のようだけれど、だからといって勝手に燃やすことは許されない行為なのだろう。こういう緊急時に、法に基づいて統制をとることは難しい仕事のようである。
 この野焼き禁止の例外として「どんど焼き」もあげられている。どんど焼きというのは、正月飾りなどを集めて燃やす火祭りで、燃やした書き初めが空高く舞い上がると字が上達すると言われた。小さい頃(金沢にいた頃だ)1、2度やった覚えがある。書き初めは瞬く間に真っ黒な灰になり、ふわふわっと空を舞ったのだが、そんなに高くはあがらなかった。というわけで、字はヘタなまま。
 いま住んでいる地域では、残念ながらどんど焼きをする風習はないけれど、あの豪快な火の勢いはいまでも目に焼き付いている。
 そんな火の勢いを思い返せば、古代のヒトビトが火を信仰した気持ちもわからなくもない。野焼きの豪快な炎を見る機会がなくなったいま、火の美しさを知る機会は、祭りと花火ぐらいだろうか。あ、火事は御免。

投稿者 かめちゃん : November 20, 2004 01:42 PM

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