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かめちゃんのBlog

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2004年12月18日

昨日の続き

 昨日、「メディアがイラクでなにが起きているのかちっとも報道してくれない!」ってなことを書いたら、今日のNHKスペシャルがソレだった。なんだ、やってくれてるじゃん。
 番組は特別構成で2本立て。1本目はアメリカの州兵たちに密着したドキュメンタリーで、戦場に送られるとは夢にも思っていなかっただろう州兵たちの体験を追ったもの。もう1本はバグダッドのアルジャジーラ支局が閉鎖に追い込まれるまでのドキュメンタリーで、まるで「そのとき歴史が動いた」(?)みたいに、閉鎖されるそのときがやってくるまでを描いている。
 州兵というのは登録制で、本来、災害時に州の人々を守るためにいるものらしい。登録すれば手当てがもらえるからと、気軽に州兵になっている人たちがほとんどのようだ。高校を出たばかりの若人や45歳にもなる七面鳥農場の親父、それに牧師さんまでいる。そんな普通の人々が、とつぜんイラク行きを命じられ、死と隣り合わせの生活を強いられる。本人はもとより家族はたまったもんじゃないだろう。すでにアメリカ兵の死亡者数は1000人を超えているのだ。無事に帰ってこられる保障はない。しかも訓練は4ヶ月ほど。そんな短い期間であれば、技術力も精神力も、十分鍛えられたとはいいがたい。
 アルジャジーラについては確かに行き過ぎの報道はあったかも知れない。しかし、アメリカが決して報じないイラク側から観た情報をきちんと伝えてきた。それによって発覚した問題も数多くある。閉鎖されてしまえば、アメリカに都合の良い情報ばかりが世界をかけめぐることになるだろう。そうなれば、真実は闇の中。正しさの判断基準は失われる。
 この2本のドキュメンタリーは、公平に作ろうと努力したあとが感じられた。どう思うかは視聴者の判断にゆだねられるのだ。しかし、いずれにしろ、「戦争はいやなものだ」という思いは伝わってきた。そして武力で抑えようとすることのむなしさも。
 近代戦争で腹が立つのは、それを決めた責任者たちは、戦場にはいかないことだ。死と隣り合わせにならない安全な場所にいて、なにがわかるというのだろう。「自分が信じたいものだけが真実」……番組内の、戦場を知らない人々のインタビューからは、一様にそんなイメージを受けた。
 歴史上の人物で一番尊敬するひとは? と聞かれれば、「ガンジー」と答える。非暴力不服従で、イギリスから祖国を独立させたヒトだ。まあ、残念ながら二国に分裂しちゃって、おまけに暗殺されちゃったわけだけれど、暴力よりも強いものがあるのだと教えてくれた。この時代、暴力を使わずに紛争を解決できる強い指導者はいないのだろうか。このドキュメンタリーを見る限り、いまのアメリカのやり方では、当分、平和は訪れそうにない。

投稿者 かめちゃん : December 18, 2004 02:09 PM

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