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2005年01月25日

長い道のり

 地震や津波、それに戦争の怖さは、長い時間をかけて築き上げたものを、ほんの一瞬のうちに破壊してしまうことにあるんだろう。
 では、結果が同じでも、それが長い時間をかけて破壊に向かった場合はどうだろう。同じ恐怖を感じるだろうか。たぶん、感じない。ゆでカエルの話と同じだ。熱湯に入れたらカエルは飛び跳ねて逃げ出すけれど、水から徐々に温度をあげていけば、逃げることなくゆであがる……うっ、想像したくないが。
『HOTWIRED』にそんなことを考えさせるニュースがあった。2億5000万年前、地球上の生物がほとんど絶滅した痕跡がある。その原因は、長い間、恐竜を絶滅させたとき(6500万年前)とおなじ隕石衝突説が有力だったそうな。
 それが、どうもそうではないかも知れないというのだ。その原因は、地球温暖化や酸素濃度の低下といった長期にわたる環境の変化で、ある日突然、異変が起きたわけではないというのである。絶滅にむかうまでの月日は、環境変化の進行に100万年、大絶滅の波は10万年間続いたのではないかと。なんと長いスパンだろう。ローマは1日にしてならずである(ちょっと違うな)。 
 突然の悲劇には敏感に反応しても、「今すぐどうこうなるってわけじゃない」という将来に対する悲劇には鈍感になりがちだ。若いときの暴飲暴食が歳をとってから成人病となって襲いかかったとしても後の祭り。そうなる可能性が見えていても、「今すぐどうこうなるってわけじゃない」と妙な安心感に甘えてしまう。
 小さな異変は時間をかけて、大きな異変をもたらすことになる。良いことも悪いことも、すぐに結論が出ることは希なことだ。『宇宙戦艦ヤマト』のラスト、真っ赤な地球が一瞬にして青い地球に戻る……なんてことは、夢物語。あり得ないのだ。
 とはいえ、一瞬にして状況を変えてくれるものを望み、また恐れてしまう。長い道のりをじっくり考えながらたどることは、たいそう疲れることなのだ。
 それにしても、10万年後、生物はどうなっているんだろう。徐々に環境は変化し、絶滅危惧種が増える一方で、環境にうまく順応し、進化し続ける種も現れる。それは哺乳類ではなく小さな小さなウイルスや菌類かも知れない。そいつらに負けないためにも、10万年後を見据えながら、今を生きる……って、そんな先、誰が考えるんだよ。
 10年先でいいや。

投稿者 かめちゃん : January 25, 2005 02:44 PM

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