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かめちゃんのBlog

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2005年02月17日

他人の手

 ブログのテンプレート修正を頼まれた。
 ブログ……投稿型のウェブシステム。HTMLなど書く必要がないってことで、爆発的に広がった。テーマ別に仲間を集えるし、自分の日記にコメントももらえる。便利そうだな、と興味はあったけれど、実はよくわかっていない。わかっていないと仕事にならない……ってことで、とりあえず、いろんな方のブログをあちこちまわってみたのだが……これまた読んでしまって仕事にならないのだ。嗚呼。
 ブログのほとんどは個人の日記である。有名人から一般人、学生、子ども、誰もかれもが発信者だ。見ず知らずのヒトの日記なんて面白くもない(って、これもだろうがっ!)、と思っていたら、これがなかなか。
 で、ある方(たぶん10代か、20代前半)の日記に、「そういえばそうだ……」と気付かされた記述があった。コンビニで店員さんがお釣りをわたすとき、レシートの上に小銭をのせて返してくる……というのだ。その理由は「他人の手に触れたくないから」。そしてそれはコンビニだけじゃなく、さまざまなところで見られる現象だと。考えてみれば、見ず知らずのヒトの手に触れることは、本当にないような気がする。
 スーパーだって、本屋だって、マクドナルドだって、代金はトレーに入れる。おつりもそうだ。トレーに入って戻ってくる。あるいはレシートの上。笑顔を返してくれはするけれど、手には触れない。
 電車や待合室の席を選ぶとき、これと同じようなことが起きる。満員ならしかたないけれど、席に余裕があるときは、極力、他人とは距離を置いて座ろうとするのだ。以前、ガラガラの電車の中で、20歳ぐらいの女性のすぐとなりに座った。ひとつズレてもよかったのだが、本を読んでいたので気にしなかった。しかしその女性は気にしたもよう。サッと席を立って、別のシートに移ってしまったのだ。避けられたようでイヤな気がしたのは言うまでもない。
 ある心理学系の本で、ヒトは誰でもパーソナルスペースを持っており、そのスペースを他人に侵されるとストレスを感じるとあった。そのスペースの範囲は、親密度によって変わってくる。家族や友人ではその幅は狭くなるが、まったくの他人であれば、手を伸ばしたぐらいのスペースは必要になるらしい。その電車の女性は、自分のパーソナルスペースを侵されたため、不快に思ったのだ。
 そもそも、他人というものは、ストレスを感じさせる存在なのだろう。店のヒトが客の手に触れないというのも、触れることでストレスや不快感を覚えるヒトがいるからなのかも知れない。
 しかし、そういう心理があるとはいえ、なんだか寂しい気もする。社内のスキンシップはセクハラという犯罪になるし(悪質なものは当然だが)、校内では先生が生徒の肩に触れただけで親が抗議してくることもあるらしい(元高校教師の友人談)。
 ヒトビトのパーソナルスペースはどんどん広がっているのだろうか。その反面、ネットの世界では、見ず知らずのヒトの日記に親しそうなコメントを寄せ、真摯にアドバイスしてあげたりもする……不思議なものだ。

投稿者 かめちゃん : February 17, 2005 03:07 PM

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