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かめちゃんのBlog

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2005年02月19日

ホームレスとうさぎ

 近所の川の橋の下に、野宿者がいる。昼間、姿を見たことはないのだが(テントが張ってあり、たぶん中にいるのだろうが)、通る度に複雑な気分になる。
 特に冬はさぞ寒いだろうにと、想像して身震いしてしまう(なにせ、寒さに弱いので)。もし、体調を崩したら、誰を頼るのだろうか。
 さて、「ウサギ、増えすぎて堤防が危機」というタイトルにひかれ、「毎日新聞」の記事を読んだ。荒川の河川敷で、ホームレスの飼っていたペットのうさぎが大繁殖し、堤防を荒らしているとのこと。なんでも柵を作って飼っていたのに、台風で倒壊。そのまま野放しにしていたら、堤防の草を食べたり、穴を掘ったりして、堤防の強度を弱めているというのだ。見かねた国土交通省の荒川下流河川事務所は、ウサギを囲む柵をつくることにしたという。
 よかった、むやみに駆除されないんだ……と思ったのだが、まてよ。でも、飼い主のホームレスは保護されないんだよなぁ……と不思議な気分になった。
 ホームレスの自立支援法というのはある。それに、そもそも憲法では「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」としている。国は国民を餓死させちゃいかんのだ。国民は餓死しない権利を持っている。だけど、それを声たかだかに主張したところで、どうなるものでもない。
 そうとう昔だが、ホームレスのおじさんとおばさんが主役の映画(たぶん米国)を見たことがある。タイトルすら覚えていないが、けっこう切ない話だった。彼らがすがっていたのは教会。その映画で、教会とは、誰にでも手をさしのべるところなんだと知った。これもずいぶん昔だが『モグラびと』というニューヨークの地下に住むという謎のヒトビトを取材した本を読んだ。ひとつの地下組織ができあがっていて、ぞっとするものを感じた。で、そのヒトビトも、やはり教会を頼っていた。
 日本では、そもそもキリスト教会は少ない。だから、支援団体のリスト(WEBで調べた限り)、には、キリスト教系の団体より、NPOやボランティアが目立つ。支援者は炊き出しのほか、パトロールなどをして、ホームレス(支援者は野宿者といっているもよう。ホームレスという言葉は差別的なイメージを持つようになったのか?)に話を聞いたり、病気になっていたら、病院に連れていくなどの活動をしているようだ。
 片や何百億のマネーゲームの話(ライブドアとフジの話)で盛り上がっているヒトビトがいれば、片やそんな情報すら耳に入らず、今日1日の暮らしの心配だけしているヒトビトがいる。
 同じ人権を持っていながら、お金があるとないとでエライ差だ。だけど、生活が苦しくても、数十匹ものウサギに、エサをあげることで張りがでたという荒川のホームレスのおじさんの心は、貧しくはない。

投稿者 かめちゃん : February 19, 2005 03:09 PM

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