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2005年03月13日

預言者レオナルド・ダ・ヴィンチ?

2005-03-12.gif『ダ・ヴィンチ・コード』というミステリーが売れているらしい。本屋で平積みになっているのをみると、つい手がでそうになるが、小説を単行本で買うのは馬鹿馬鹿しい。上下2冊だし。ってことで、いつか文庫本になるのを待とうと思っていた。が、もしや読まなくてもいいかも……と、今日のフジテレビの特番『世紀の天才・ダ・ヴィンチ最大の謎と秘密の暗号』って番組を観て思った。この番組、『ダ・ヴィンチ・コード』人気に便乗して企画されたのだろう。ダ・ヴィンチがモナリザや最後の晩餐の絵に暗号として埋め込んだメッセージの謎をさぐる……ってな内容で、これって、もしや小説で描かれている謎を紹介しちゃったんでは? ……ストーリーはともあれ、謎がバレちゃうと、読む気が半減してしまう。
 ダ・ヴィンチはある秘密結社に所属していた! で、その秘密結社は、イエスがマグダラのマリアと結婚していたという事実と、その子孫を代々守っていくという使命を持っている……んだそうな。そこで、ダ・ヴィンチは最後の晩餐にヨハネの代わりにマグダラのマリアを描いていたというのである。
 ほかにも、モナリザは自分の肖像画を反転させたもの(それに母親の像を重ねた)だとか、彼の膨大なメモはすべて左右反転の文字で描いた暗号だったとか、彼は19世紀から20世紀の発明を先取りしていたとかなどなど、ダ・ヴィンチの天才ぶりをくまなく紹介していた。なかでも興味深かったのは、ヒトが美しさを感じる比率(ダ・ヴィンチはそれを知ってた)を、現代の整形外科医が利用しているって話。この1:1.618034っていう数字は、オウムガイの螺旋の話で読んだことがある。オウムガイは成長するにつれて大きさに合わせた隔室を作り足していく。それが1:1.618034の比率になっているのだ。これは無限に延長し続けられる螺旋を描く唯一の数値だそうな。無限に続くもの=美しい? ってことなんだろうか。
 けっこうおもしろい番組じゃん……と観ていたのだが、最後の最後で裏切られた気がした。彼の晩年の絵が、500年後の現在を予言していた! というのである。描かれていた絵は、洪水の絵。ノアの箱舟か? ソドムとゴモラか?(こっちは火だっけ) と考えたっていいのに、なぜかそれは未来を描いたものとしている。そしてそれが、人類に「目をさませ」というダ・ヴィンチのメッセージだというのである。まるで神かノストラダムス……。どうしてそういう恐怖の予言にしたがるんだろう。かつてノストラダムスを信じた某教団のことを思うと、メディアが終末思想を煽るのはいい加減にせい! といいたくもなる。せっかく科学者として描いてきたのに、なんで最後に超人化させちゃうのかなぁ。もし、カオスの計算式でも書いてあったらびっくりだけれど、描いていたのは十二枚の洪水の絵とそれに添えられていた詩?(ナレーションが読み上げていた文章)である。最後のメッセージを現代人への警告ってことで締めたかったんだろうけれど、胡散臭さを増しただけで、番組の質を損なったようにしか思えなかった。
 まあ、番組でとりあげたほかのダ・ヴィンチの謎も、真実って証明されているわけじゃない。この手の番組は事実と信じ込まず、ロマンとしてとらえておくのがいいような気がする。

投稿者 かめちゃん : March 13, 2005 12:59 AM

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