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2005年03月16日

ちびくろさんぼの復刊

2005-03-15.gif 今月初めのニュースだったと思うが、『ちびくろさんぼ』が復刊するとか。三十代より上(?)には馴染み深いこの絵本は、とある団体から「黒人差別を助長する」と抗議があり、どの出版社も絶版にしてしまったといういきさつがある。
 この一件は、差別かどうかほとんど検証(議論)されずに絶版に追いやったとして、出版社のありかたを疑問視する声も多かった。おなじような抗議で消えていったものに、「カルピス」のロゴマークやアニメの「ジャングルクロベー」なんかがある。ジャングルクロベー……好きだったのに。パオパオって象みたいなのが特に。
 そもそもこの『ちびくろさんぼ』はイギリスのご婦人が、インド滞在中に、本土に残してきた子どもたちのために書き綴ったもの。だから本来の主人公は、アフリカ系の黒人ではなく、インド人だろう。インドがイギリスの植民地だったころ、すさまじい人種差別があったことは確かだけれど、このご婦人は、差別的な意識をもっていなかったと何かで読んだ記憶がある(あいまいだなぁ)。だけど、日本で出版されていたのは、アメリカから入ったからだろうか、(イラストを見る限り)サンボくんはアフリカ系の黒人になっている。そして、このサンボという名前が、アメリカでは侮蔑的なものなんだそうな。そんなわけで、アメリカではずいぶん前から黒人の抗議を受け、絶版に近い扱いを受けていたらしい。
「ひとりでもその言葉で傷つくものがいたら、それは差別用語だ」という考え方もあるらしい。だけど、もしそうならほとんどの言葉がそれにあてはまるに違いない。昔、痩せていることに悩んでいた。だから、「痩せている」とはっきり言われるとけっこうガーンと傷ついた。よって「痩せている」という言葉は差別用語である……なんてことは認められないだろう。
 まあ、小さな絵本の絶版と復刊騒動は、「差別」について考えるいいきっかけなのかも知れない。
 ところで、日本人で黒人を差別する人などいるのか?

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投稿者 かめちゃん : March 16, 2005 01:05 AM

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