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2005年03月18日

植物モデル

2005-03-17.gif 高校の化学の先生は、非常に地味でおよそ冗談など言いそうにない女性だった。あるとき、黒板に向かっている先生に、生徒のひとりが「先生って、もし教師にならなかったら何になってた?」ときいた。先生は振り向きもせず、ぼそりと答えた。
「モデル」
「モデルーーーッ!」
 予想外の答えだったのか、一気にどよめきがわき起こった。モデル=ファッションモデル? たぶん、どよめいた生徒たちは、そいう図式を描いたのだろう。だけど、モデル=分子モデル? と頭に描いたのは、たぶんひとりじゃなかったよな。
 化学の授業内容なんてこれっぽっちも覚えていないが、そのやりとりだけはいまだに思い出す。先生は本当は、なんのモデルになりたかったんだろう……。
 今月の『ナショナルジオグラフィック』をパラパラめくっていて、「あ、もしかしたら、シロイヌナズナのようなモデルになりたかったのか?」なんて思ってしまった(たぶん違うだろう)。この植物、そこいらにある雑草なのだが、植物界ではスーパーモデル(?)なんだそうな。つまり、植物研究者にとっては利用価値ナンバーワンの実験モデル、言い方をかえれば、植物界の「マウス」ってことのようだ。なんでも、DNAの量が少ないんで解析しやすいってことと、わずか6週間で世代交代する(種から種に)ってことと、すでにいろいろな実験技術が開発されているってことなどが、人気の理由らしい。
 そんなシロイヌナズナ、地雷を感知する植物に変身?! ってな話が、今月の『ナショナルジオグラフィック』に載っていたのだ。デンマークの会社と大学が共同で開発したそうである。開発……つまり、遺伝子組み換え技術を使ってである。
 記事によれば、このシロイヌナズナ、もともとある条件下で変色するらしいのだが、その特性を応用して、二酸化窒素を感知したら、変色するように作り変えたんだそうで。つまり、地雷付近の土壌に生えていれば、二酸化窒素を取り込み赤く変色する。地雷原にタネをまけば、その色別で、どこに地雷があるのかわかるんじゃないのかな~……って寸法だ。
 いや、びっくり。まさか植物を使って地雷発見! なんて、いったい誰の発想なんだろう(デンマークの学者と会社か)。今後、遺伝子工学の世界はどんどん発展し、フツーの人々には想像もできない新たな方法が生まれ、あらゆる面で活用されていくのだろう。
 ただ、この地雷感知シロイヌナズナ、実用的かといえばそうでもないらしい。なにしろ、タネをまくには、現在の地雷原に咲きほこる雑草たちを除草しなければならない。また、乾燥地であれば、水を撒かないと枯れてしまう……。まあ、使える地域では使える、ということになるのだろう。
 地雷。世界中で6000万個も埋まっているらしい。そういえば、スマトラ沖地震で起きた津波が、(インドだったっけ? の)地雷原を直撃し、地雷が住宅地までながされた……というニュースもあったけれど、その後どうなっただろう。デンマークの会社はタネをまきに行ったのか? ……って住宅地にはまけないか。ライブドアばっかりやってないで、世界のニュースもちゃんとやってよね>テレビ局。

投稿者 かめちゃん : March 18, 2005 01:06 AM

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