MENU
カメちゃんのお出かけ帳

チームマイナス6パーセント

かめちゃんのBlog

« スギ花粉 | メイン | 中国出張!大丈夫? »

2005年04月10日

今世紀の動物裁判

2005-04-10.gif 先月終わった『不機嫌なジーン』で、こんなセリフがあった。
「海は必ず蘇る。それが5年後か、10年後か、それとも100年後になるかはわからないが、必ず」……ってな感じの。これは諫早湾の開拓で築かれた堤防(通称ギロチン?)が、干潟を壊滅させたとしても(その堤防が撤去されれば)、いつかは必ず干潟が蘇る……という意味だ。たぶん、そうだろう。たけど、蘇るのは、生きている種が勢力を回復するということで、絶滅した生物が蘇るわけではない。
 今日の『asahi.com』に、「ジュゴン、原告OK 沖縄の米基地訴訟で連邦地裁が認定」という見出しが躍っていた。
 これって、動物裁判?
 よくよく記事を読んでみると、沖縄の普天間飛行場の移設場所としてあげられたのが、名護市の辺野古沖。ここはジュゴンの生息海域なんだそうな。ジュゴンは、オーストラリア海域には8万頭ほどいるそうだが、沖縄ジュゴンは世界でも最北に生き、ほかのグループとは孤立している。その数はたった50頭程度。レッドリストに載っている絶滅危惧種だ。もし、ここに飛行場が建設されれば、生態系は崩れ、絶滅してしまうかも知れない。
 これは大問題! ってことで、米軍相手にジュゴンが裁判を起こした。ジュゴン???……いや、とうぜん、その代弁者である人間たちが起こしたのだが、原告としてジュゴンが認められたのだ。これは沖縄の問題だけれど、法廷はアメリカ。アメリカの法律にある「種の保存法」や「文化財」の保護法に照らして訴えたわけだ。さてこの裁判、どうなるんだろう。
 前に読んだ『動物裁判』では、もっぱら被告が動物だった。ブタが人を殺したとか、イナゴが畑を壊滅させたとか……。今世紀の動物裁判は、被告、原告は逆になるんだろう。「自然の権利」を片手に動物たちが立ち上がる? 21世紀はこういった環境裁判が増えるんだろうな。ま、とりあえずは、ジュゴン、がんばれ~。

投稿者 かめちゃん : April 10, 2005 12:29 PM

コメント