MENU
カメちゃんのお出かけ帳

チームマイナス6パーセント

かめちゃんのBlog

« おすすめ本停滞ぎみ | メイン | 鍵がないっ! »

2005年04月14日

雨のバス停

2005-04-14.gif 昨日は雨ふり。雨がふるとバスが遅れる……ってことで、バス停には(長くもないけど)列が。後ろには、五、六十代と思われるおばさまたちがふたり、大きな声でくっちゃべっている。聞く気がなくても聞こえてくるというものだ。
「昔はさぁ、結婚しないなんて許されなかったじゃない。お婿さん探すために、旗を持って家を訪ね歩いたものよ」
「そうよねぇ」
 ……なんだ、その旗持って、ていうのは??
「いまはいいわよね。結婚しなくてもおかしくないから」
「そうよねぇ」
 ……年頃の娘さんがいるのかな?
「今の若いヒト、すぐ切れちゃったりするじゃない」
「そうそう、結婚しても、旦那に殺されちゃったりしたら……ほら、事件あったじゃない」
「そんな男のところにいく女性も女性だと思うけど、怖いわよねぇ」
 ……??? 結婚しなくてもおかしくない=多様な価値観が認められる社会になったわねぇ~……ではなくて、結婚しても殺されたらたまらないものねぇ~? これって親ならではの感覚なのだろうか。
 旗を持って……というのがどういう風習なのかはわからないけれど、昔の話は実体験からくるものだろう。だけど、若いヒトは切れやすいだの、旦那に殺されるだの……という話はほとんど、テレビや新聞から得た情報によるものだろう。まさか近所でそんな事件があったわけでもないだろうし、若いヒトに殴りかかられたわけでもあるまい。
 実体験で得たものではない情報を、真実として実感してしまうという感覚。他人の会話を聞いて「我が振り直せ」である。たぶん、テレビも新聞もネットも見ない生活をしている人々と、朝から晩までそれらメディアの情報漬けになっている人々では、見えている世界が全然違っているんだろう。メディアから得る情報は、あまたある現象のうちのひとつの現象の報告にすぎない。だけど、そんな情報を身近なものとして共有しちゃっている世界が現実社会……なんだよなぁ……。自分の周りで起きている(あるいは起きていない)現実よりも、無関係の世界で起きている現実をより現実と感じてしまう。情報のもたらす効果は実は恐ろしい。……ってことをいつも肝に銘じておかねば。
 少なくとも、結婚して配偶者に殺されるヒトの数は殺されないヒトの数より断然少ないですから……とおばさまたちに言ってあげたかったけど、そんなこと、わざわざ言えませんわな。

投稿者 かめちゃん : April 14, 2005 12:12 PM

コメント


コメント用ボックス

コメントをお寄せくださる際は、お名前(必須)、メールアドレス(必須)、URLをご記入ください。




保存しますか?