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2005年09月08日

DVD鑑賞『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』

2005-09-08.gif あー、後味悪! 風邪がますます悪化したかも。映画を観終わって「どうしてくれよう、この怒り」と気分が悪くなったのは、『隣人は静かに笑う』(米・1998年)を観て以来だろうか。ちなみに、この映画は忘れもしない、9.11の起きたその日にDVDで観ていた。人のよさそうなお隣さん一家に騙され、テロの濡れ衣を着せられ殺されてしまうというなんとも救いのない内容で、その夜、現実にテロが起きてしまい「映画も現実もどうしてくれよう!」と怒り心頭したわけだ。
 昨晩『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』(邦・2004年)という映画をDVDで観た。で、「なんですか、このラストは!」と、怒り心頭。悲劇にすりゃいいってもんじゃない。こんなめちゃくちゃな警察あるわけないだろっ(たぶん)。だまし討ちにして殺さなきゃいけないほどの大物でもないだろうし、まして難病の未成年(警察は承知の事実)に発砲したとなれば、大問題! あの後、あの警部と馬鹿げた中国マフィアは、都知事の歌舞伎町一掃大作戦でとっつかまったに違いない! と脳内補完しなきゃ、やってられん(しょせん映画なんだけどさ)。
 ストーリーはXP(色素性乾皮症)の弟を養っていくため、ヤクザとして生きる兄と、そんな兄弟に生きる希望を与えようとする看護士が織り成す人間ドラマ……ですかね。XPとは、紫外線に弱いため日光に当たれない(昼間、完全防備しないと外に出られない)という難病。以前、XP患者の子どもに宇宙服をプレゼントするというドキュメンタリーを観たことがあったので、この病気のことは知っていた。世の中、とんでもなく辛い病気がたくさんあるものだ。本人も家族も、その苦労は計り知れない。
 映画では、そんな病気に無知な住民の差別やひとりで抱え込み窒息しそうになる家族(って兄ひとりだが)の姿も描かれ、社会的な問題提起もされていたけれど、ヤクザの抗争の稚拙さが、映画の質を落としてしまっている。理不尽なラストも、現実的であればまだ納得できたかも知れないが、悲劇を作るための無理な仕掛けとしか思えないのだ。
 とはいえ、観終わった後、なんにも印象が残っていない『亡国のイージス』や『ローレライ』よりは「ずん」とした痛みが残っている分、観て損はなかったかな。藤原竜也かっこいいし(でもヤクザ役はちょっと違和感)。

投稿者 かめちゃん : September 8, 2005 12:25 PM

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