MENU
カメちゃんのお出かけ帳

チームマイナス6パーセント

かめちゃんのBlog

« August 2005 | メイン | October 2005 »

2005年09月30日

ラルの初病院

2005-09-30.gif 昨日から急に食欲がなくなったラルを病院に連れて行った。久々の田園調布。駅から15分ぐらい歩くのだが、この道は高校時代に通いなれた道なので、体感時間はそれほど長く感じない(って前にも書いたな)。とはいえ、神経質なモルモットにとっては、長い道のり、ストレスでショック症状を起こさなければいいのだが(といっても近所に動物病院ないし)。
 今朝になって、ある程度食欲は取り戻し、フンもそこそこ出していたので、たぶん、耐えられるだろう……とキャリーバックにいれていざ外に出てみたら……。トラックの通る音、バスのエンジン音、電車の走行音に摩擦音、階段を上り下りする足音、人の奇声(女子高生のおしゃべり)……ちょっとうるさい音がするたびに、バックの中でパニックを起こして暴れる暴れる……。いままで何匹も連れて行ったけれど、こんなに暴れたのはラルが初めてである。つまり、それほど、音に敏感なのだ。
 病院に入ると落ち着いたけれど、いざ、診察台にあげようとしたら、いきなりもうダッシュで死のダイビングをはかった(取り押さえたけど、あせりまくり。もし落ちたら死ぬでしょうがっ!)。再び台にあげると、今度は先生に向かってもうダッシュ(押さえてもらいました)。これじゃあ、体重もまともにはかれない(と思ったら、診察台そのものが体重計になっていた!すばらしい。
 触診、補聴器、レントゲン……の結果、ラルは「食滞(しょくたい)/盲腸便秘」とわかった。胃と盲腸の動きが悪く(あるいは動いていない)、食べたものが塊になってとどまったり、詰まったりする病気だそうで(原因が毛球<食べてしまった毛の塊>だったら毛球症)。
 レントゲンではガスはそれほどたまっていないので、いまなら、消化器官の運動を促進する薬が効くかも知れないとのこと(完全に詰まってしまった場合は外科的処置が必要になるが、モルモットをはじめ、小動物には勧められないそうです)。
 先生は毎度のごとく、丁寧でわかりやすく、きちんと説明してくれた。どんな質問にも答えてくれるし、アドバイスも診断も的確。ちょっと遠いことだけが泣。ウチの近所でも開業してくれないかなぁ(先生ひとりしかいないのが泣。あるいは田園調布に引っ越すなんて泣……じゃなくて無理!)。
 さて、食滞になってしまった原因である。「これだっ!」とはっきり指摘はできないが、たぶんストレスではないかと思う。かなり音に敏感なので、ほかの3匹よりも、ストレスを溜め込みやすい体質なのだろうと思ったからだ(やっぱり憎き工事の騒音か!……とこれは腹いせの押し付けだけど、十数パーセントは影響してると思う。なにしろあのイヤな音が始まったとたん、おかしくなったのだから)。
 なお、ストレス以外の原因としては、異物を食したことによる閉塞(毛を含む)、低繊維質の食べ物のとりすぎなどがあるそうだが、牧草を山のように(生牧草、乾牧草)あげ、野菜もそこそこあげているので、それは考えられない(毛も短いしねぇ……ある程度は内臓にたまるらしいけど、固まるほどになるのはマレのよう)。
 ま、とにかく、薬をもらったので、リルと離れた隔離部屋でしばらく様子見(リルがストレスの原因とも考えられるが、どちらかといえば、ラルのほうが主導権握ってたからなぁ)。この病気は慢性なので長期戦はやむを得まい。ちょっと油断して、胃にガスがたまってしまったら、手の施しようがなくなる。とはいっても工事の音は止められないし……発泡スチロールを囲って防音部屋でもつくるかな(って自分が入りたい)。

投稿者 かめちゃん : 02:40 PM | コメント (0)

2005年09月29日

病は突然に

2005-09-29.gif 昨日は丸1日、外の工事現場から、金属を削る「キュルキュルキュルキュル」という黒板を引っかくような嫌な音が鳴り響き、気がおかしくなりそうだった(工事の騒音って、個人が文句をいっても無駄らしい。説明会にも行かなかったしなぁ……ちょっと反省)。4匹いるモルたちは音に敏感なので、大丈夫かなぁ~と思っていたら……今朝、ラルが体調を崩した。
 と工事のせいにするのは単なる腹いせ。多少ストレスは感じても、昨日今日で、ダウンすることはないだろう(だけど罪をなすりつけたくなるほど不快なんです!! 今日も鳴り響いているし!)
 モルモットは病気を隠すというので、たぶん、ずいぶん前から病んでいたんだろう。しかし、昨日の夜までは食欲旺盛、フイフイと元気に鳴く、リルと2匹で駆けずり回る、体重は1200gで安定……と本当に元気いっぱいだったのだ。まあ、いままで6匹見送ってきたこともあり、突然、餌を食べなくなる症状は初めてじゃない。病院に連れて行こうと思っていた矢先に、とっとと三途の川を飛び越えてしまった仔もいたし(6時間後ぐらいですか)、その後、2年も闘病生活を続けた仔もいる(その間、子ども3匹もうけた)。今日は病院が休みなので、とりあえず、ダンボールとタオルと牧草を敷き詰めたケースに隔離し、様子を見ているが、おなかの張り具合からして、楽観できないだろう。
 毎回、餌が悪かったのかとか、環境が悪かったのかとか、いろいろ悩みその都度、改善してきたつもりでも、結局、元気な仔は元気だし、病に倒れる仔は倒れる。生きとし生けるもの、いつ襲ってくるとも知れない病と死からは逃れられまい。
 モルの心配もそうだけど、この工事現場の音を防音する対策を考えないと、本当に気がおかしくなりそうだ。それにしても、現場のひとたちは大丈夫なんでしょうか。
 
 

投稿者 かめちゃん : 11:20 AM | コメント (0)

2005年09月28日

昔の動物寓話

2005-09-28.gif  図書館で借りてくる本の中で、時々「この本、買い!」と手元においておきたくなるものがある。まだ流通している本ならアマゾンで買えばいいのだが、すでに絶版、出版社も潰れてない! となると、古本屋をめぐりめぐらなければならない……というのは昔の話。いまの世の中、古本屋もオンライン! 調べてみると、数社で扱っていた。が、同じ系統の本(同じ出版社のシリーズ本)で気になるものが……。中身を見ずして買うのは少々ためらわれたので、結局、神田の古本屋に行ってみることにした。
 ネットでは「在庫あり」の書店に直行してみたものの、目的の本はすでにあらず。そのシリーズ本で一番気なっていた本もない。が、二番目、三番目に気になっていた本があったので、それをGETしてきた。
 欲しかった本は博品社の「博物学ドキュメント」シリーズの中の『フィシオログス』と『中世動物譚』。買ってきたのは『サイと一角獣』と『動物と地図』である。ほかにも、このシリーズには魅力的なものがたくさんあるのだが、金がないので目を瞑る(たとえば『シェークスピアの鳥類学』。彼は狩猟の達人だったそうで、作品の中の直喩、隠喩には鳥類学の知識がちりばめられているそうなのだ。へぇ)。
 さて、『フィシオログス』の話。これは西暦200年頃に書かれたとされるキリスト教的動物寓話(全55話)である。作者は不明。書かれた場所はアレキサンドリアで文字はおそらくギリシア語。翻訳版多数。1000年以上の長いスパンで版を重ねるうちに補充、編集構成も段階的に変わっていったということで、オリジナルを求めるのは難しいようだ。
 フィシオログスとは「自然について語る人」という意味。この人物が、聖書や古典から引用してきた動物(植物、鉱物も一部あり)について語り、「しかるに人間は~」とか「しかるに神は~」と、その動物の習性をキリスト教的教訓話に展開していく。つまり自然科学者なんだけど神父さんって感じだろうか。中世ヨーロッパでは、聖書と並ぶ大ベストセラーだったそうな。
 いま読めば「ウソばっか」と子どもでもあしらいそうな内容のものが多い(中には「カラスは一夫一婦で相手が死ぬと、もうつがいはつくらない」とか「ガゼルは遠くからでも狩人の姿が見える(視力がべらぼうにいい!)」とか現代の認識と同じ記述もある)。
 面白いのはフェニックスや一角獣などの幻獣も登場するところだ(いちおう、自然科学の本)。そのなかに「アリライオン」という聞いたこともない動物がいる。アリのように小さい動物かと思いきや、さにあらず。ライオンを父にアリを母に持つ哺乳類と昆虫のハーフ! しかも、父の食す肉も食べられなければ母の食すノギ(草の先端)も食べられずに餓えて死んでしまう。この動物からの教えは「二股かけるな(二つの道をいくのは罪びと)」……だそうで。
 なんでこんな奇妙な動物が生まれたのだろう。解説によれば、ヘロドトスの『歴史』やプリニウスの『博物誌』に出てくる「狐より大きいアリ」や、ストラボンやアイリアノスの著書にみられるライオンの一種「ミュルメクス(ギリシア語でアリ)」の影響、それに加えて七十人訳聖書(72人の訳者が72日間で訳したとされるモーセの五書)のヨブ記をあげている。この七十人訳、野牛を一角獣に誤訳したことでも有名で、この場合も、ヘブライ語のlayish(ライオン)をミュルメコレオン(アリライオン)と訳した模様。著者は言葉通りの動物を信じ、フィシオログスに語らせたということか。
 聖書は真理。フィシオログスはウソつかない(しつこいですが、自然科学の本)ってことで、中世まで不思議な動物たちの存在は、一般的に信じられてきたのだろう。だけど、本当のところどうなのだ? こんなけったいな動物を本当に信じたのだろうか。いや、現存する動物でも、たとえば「キツツキは中が空の木を見つけて巣を作る」とか、果たして信じられるだろうか(空っぽの木だったら、巣は下まで落ちるだろうが)。
 現代に転換してみると、ゴジラをはじめポケモンの怪獣を「いる!」と心から信じている子どもたちはいるだろうか? という問いと同じかも知れない。モリゾーとキッコロは万博が終わって森に帰った。ただのイベントキャラクターだと誰もがわかっていても、そういう物語をみんなで共有することが大切で、それが心地よかったりする。大事なのは事実がどうあれ、「みんなでなりきる、思い込む」ってことなのかも知れない。
 残念ながら『フィシオログス』のブームは中世どまり。近世以降、ほとんど顧みられることはない。現在の動物で『フィシオログス』を作ったら面白そうだけどなぁ。

投稿者 かめちゃん : 11:36 AM | コメント (0)

2005年09月25日

またまたDVD鑑賞『トロイ』

2005-09-24.gif ほんとにこのところ、毎日のようにDVDを観ている。が、全部の感想を書くのはめんどいので、印象に残ったものだけ。……といっても今日のお題目、『トロイ』(2004年・米)は、ストーリーが云々というよりは、戦闘シーンで、大きな火の玉を転がすところがあるのだが、「あんな戦術ありかいっ!」という意外性で印象に残った。洋画の俳優には疎いので、主役のアキレスがブラッド・ピッドだと知らなかった。アキレスは、もっと有名どころのイケメンつかってよ……と思ったけど、大スターだったのね(失礼)。
 話は、ホメロスの大叙事詩『イリアス』の映画版……と思いきや、それを現代風に解釈したものでした。なにが違うって、神様が出てこない! 神様も一緒になって戦争してほしかったのに。あるいはホメロスが広場で集まってきた人々に『イリアス』を語り聞かせるような演出とかほしかった。あるいはアレキサンドロス大王が『イリアス』を読みふけり(ここでドラマ挿入)、読み終わったとたん「自分はアキレスの生まれ変わりだ」と大勘違いして大遠征に乗り出す(続きは映画『アレキサンダー』で)とか、あるいはゼノンが「アキレスと亀」のパラドックスを思いつきほくそえむとか(関係ないですな)、あるいはシュリーマンがトロイアの遺跡を発掘して、そこから過去へタイムスリップ!(って彼が発掘したのはトロイアよりも後の時代の遺跡だっけ。まあ本人は勘違いしていたからいっか)。
 と、ごちゃごちゃ考えたくなるほど、いまひとつ、面白みにかけたのだ。現実的すぎる。いや、もちろん作品のコンセプトが現代に通ずる価値観(情熱と愛ですよ、愛)を打ち出すことだったのだろうけれど、『イリアス』は歴史というより文学なわけで、しかも3000年もの長い時代を通して延々と語り継がれてきたわけで……わざわざ現代解釈しなくても十分、理解されたと思うのだが。
 ちなみに、コンピュータウィルスで有名な(?)トロイの木馬は、イメージどおりでした。
 まあ、つまりは現実的な歴史スペクタルじゃなく、神話的なファンタジーがよかったのに……ってことですが、これはあくまで個人の趣味なので、いい悪いの問題ではないですな。

投稿者 かめちゃん : 01:37 AM | コメント (0)

2005年09月23日

環境に優しい肉?

2005-09-23.gif 以前、石原都知事は増えすぎたカラスの肉を食用にできないか? とがんばっていたけれど、その後、どうしただろう。たとえおいしく食せるレシピがあっても、都会のゴミをあさっているカラスを食べるのには抵抗があるし、普及させるのは非常に困難だろう。また、琵琶湖などでは増えすぎた外来魚(オオクチバスやブルーギル)をなんとか食用にできないかとがんばっている。その地域では定着しているのだろうか? とはいえ、鮎やマスのように都会のスーパーに並ぶことはまずなさそうだ。
 で、北海道では、エゾシカをなんとか食用にできないかとがんばっているようである。増えすぎたエゾシカは、駆除の対象。4年間で22万頭も駆除したようだが、それでも、農林業の被害はまだまだ大きいものがあるようだ。アメリカでは、増えすぎた草食動物を駆除するために、オオカミを復活させたという話を聞いたことがある(野生化させているということか)。日本でもエゾオオカミは乱獲のため明治時代に絶滅。エゾシカの増えすぎの原因のひとつだろう。とはいえ、日本でオオカミ復活! なんてことができるわけもなく(シカの被害より怖いわ!)、ともあれ、ただ廃棄処分とするのはしのびない、せめて食べてあげようや……ということなのだろう。
 シカ肉(エゾシカじゃないけど)って、昔たべたことがある。まずくはないし、カラスやブルーギルにくらべれば、食べられるんじゃないだろうか。クールビズやウォームビズ政策がそこそこ功を奏していることを考えると、ここはひとつ、政府をあげて「シカ肉キャンペーン」でも打ったらどうだろう。ちょっと仕掛ければ一挙にブームになるこの国ならできそうなものだけど……食に関してだけは無理かな。

投稿者 かめちゃん : 08:02 AM | コメント (2)