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2005年12月20日

ゲームは悪影響?

2005-12-20.gif  先日、ニュースをながらで観ていたら「ゲームを長時間する子どもは、暴力的になる研究結果が出た云々」とやっていた。この手のニュースでカチンとくるのは、パズルゲームから暴力を含むアクションゲーム、ストーリー性のあるRPG、それに歴史や戦術(交渉術)などを学べるシュミレーションゲームをすべてひっくるめて「ゲーム」といってしまうところである。いわずとも暴力的になるというのなら、それは「リアルな残虐シーンのあるゲーム」についてなのだろうけれど、果たしてほんとうにそんな結果が出たのだろうか? その手のゲームは、個人的には嫌悪感を持ってはいるものの、そんなはっきりした研究結果が出せるとも思えないのだ。ニュースの怖いところは、伝える側の都合のいい結果だけを切り出して報道することが可能なことだ。
 昔から、ゲームは子どもの脳の発育に悪影響を及ぼし、あげくは非行や犯罪に結びつくという論調が根強くある。が、いろんな説は飛び交うものの、どれも裁判で勝てる証拠となりうるほどの確かな研究結果が出されているわけではないと聞く。なのに「悪影響がある」という面ばかりが報道されるのがどうも気になる。たぶん「ゲームは悪影響」→「このところの異常犯罪の一因」→「法で規制するべき」と短絡的に考えたい(で、早く安心したい)という世の空気もあるんじゃないかと思う。
 で、そのニュースのソースをWEBで探してみたが見つからなかった。ながらで観ていたせいで、肝心の「どの研究機関の調査結果なのか?」を聞き逃したのだ。しかたがないので、文部科学省のサイトなどにいってみた。すると昨年の春の古い情報ではあるけれど、スポーツ・青少年局青少年課の報告書に『「子どもとテレビゲーム」に関するNPO等についての調査研究-米国を中心に-』なんてものがあった。また内閣府の共生社会政策統括官ってとこに、青少年育成というコーナーがあって(いろいろあるのね)『青少年とテレビ、ゲーム等に係る暴力性に関する調査研究』があがっていた。これは平成10年とかなり古い。
 まあ、その調査結果によれば「テレビゲームと暴力経験の関係は明確に見られた」とある。ただし、「この分析結果は関係性を表すものであるから、テレビゲームが原因で、その結果としての暴力経験があるということを示すものではない」そうな。つまり、「もともと暴力性の高い人が暴力的なゲームを好んで遊ぶという可能性がある」わけで、原因のどちらが先かは、わからないのだ。
 そして、この報告書では、悪影響だけではなく、「読書、算数、問題解決のスキルを養うことができる」などの良い影響のことも書かれている。結局、ゲームは子どもに「悪い影響」と「良い影響」の両方を与えることが予想され、どちらに向かわせるかは大人の責任と書いてあった。
 それなのに、どうしてマスコミは「悪い影響」面ばかりを追いかけ、それを裏付けるような結果が少しでも出たらすぐに報道するのだろう。まあ、ビデオや映画と同じ程度の規制は必要だとは思うけど、子どもへの影響力が一番強いのは、テレビやゲームより、親や友人といった身近な環境であることは忘れちゃなるまい。

投稿者 かめちゃん : December 20, 2005 01:32 PM

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