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2006年01月07日

三が日は……(その3)『新撰組!!』

2006-01-07.gif 三が日に観たテレビの話を続けますが……世の中はすっかり日常モード。となりのマンション建築現場には人が戻り、仕事がひょろりと舞い込んだりと、もう少しのんびりしましょうよ~(寒いんだから!)といいたくもなる。
 さて、今日は『新選組!!~土方歳三最後の一日』の感想。が……これ、元旦のBS-hiで観たので、すでに忘れかけている。「見届けた!」という満足感は十分残っているし、濃度の濃い余韻――舞台を観た後に残るような――はある。それは、土方と榎本のたったふたりのディスカッションが延々つづくというような、舞台的演出のせいかも知れない。ふたりの「降伏か、戦いか」「夢(ロマンチ!)か、現実か」の狭間での真剣なやりとりは、ほかのことをやりながら観ていては、ついていけない。フツーのドラマは、ほかに気をとられていてもついていけるように創られている(ように思う)。言い方を変えれば、正月早々、疲れるドラマだった……ともいえなくもないが。
 とはいえ、これは、いうまでもなく2004年の大河ドラマ『新選組!』の続編。なので、大河を観ていなかった人、函館戦争ってなに? って人には面白みがなかったかも知れない。皆様のNHKが、皆様の一部(大河ファン、新選組ファン)のために、正月に特番を打つ……いや、いいことです。日本の皆様すべてが満足するドラマや番組などあり得ないわけで、作り手側が自信を持って「見せたいもの」「創りたいもの」を堂々と送り出していけばいいのです。NHKは視聴率を気にしてはいけません!
 視聴率、といえば、同じ三谷作品の『古畑任三郎~ラストダンス』で、犯人だった脚本家に三谷氏の愚痴とも思える発言――視聴率なんて気にせず、いいものを創りたい――をさせていたのが笑えた。ブログを観ていると、正月ドラマの視聴率の比較を書いている人がけっこういる。なぜ創り手側でもない視聴者がそんなものを気にするのか。一億総、広告代理店ですか? と問いたくもなる。たぶん、自分の支持する番組に、自分も所属しているような感覚をおぼえるのだろう。
 現代社会(インターネット社会)は、魚の「うろこ」のような小さなコミュニティの集まりのようなもの……ってなことを、社会学者の宮台氏が言っていた。「うろこ」とは、自分が居心地のいい世界、自分が興味のある世界のことで、その大きさは大小さまざまあると思われる。自分が所属している(ような感覚になっている)「うろこ」が、たとえ小さくても気にしないという人もいれば、その大きさがいつも気になる人(視聴率を気にするような人)もいるということだ。
 たとえば、『新選組!!』にしてみても、2004年の大河ドラマを放映していたときから、ファンのコミュニティサイトはあちこちにあるし、制作側が番組情報サイトを提供しコミュニティを広げる手助けをしていたりもする。ドラマは観たら終わり……ではなく、ファンや制作者が集う、そんなコミュニティ世界(「うろこ」)で生き続けるのだ。
 たぶん、「いいものを創りたい」と思う制作者は、観て忘れられるだけの番組より、小さくてもそんなコミュニティが長く続くような番組を創りたいと思うのではないだろうか。瞬発的に得た視聴率の高さよりも、細くても長く語り継がれていく……ということのほうが、よっぽど価値があるように思えるので……。
 (あれ? 番組の感想になってない……)。

投稿者 かめちゃん : January 7, 2006 11:52 AM

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