かめちゃんのBlog
« 今日もライブドア | メイン | 雑記です »
2006年01月27日
『デスノート』読んだ
RSSリーダーのキーワード検索に、好きな俳優の名前(全員『新選組!』メンバー)を登録してある。検索数でトップを走るのはいつもオダジョーなのだが(それだけブログに書かれているってことね)、ここ数日、藤原くんの検索数がググンと伸びた。
ん? なんで? と思ったら、人気コミック『デスノート』の実写版映画に主演することになったから。検索数がいきなりググンと増えたのは、このネタをブログに書いている人がドドンといるってこと。つまり、それだけ関心が高いネタということだ(藤原くんのファンがドドンと増えたわけじゃないわな~)。
『デスノート』? あ、ウチの本棚にあったなぁ(culiが仕事の資料で買っていた)……ということでちょいと読んでみた……が、ちょいとどころか、漫画9巻分読むのに6時間もかかったぞ!
この漫画を連載しているのは、小中学生をターゲットとした『週刊少年ジャンプ』。でも、この文字だらけの内容からしても、ブログの書き込みからしても、その読者層は、下は小学生(高学年)から上は20代の社会人で、高校生あたりがいちばんハマッていそうな感じがした。
名前を書くだけで人を殺せる異世界(死神界)のノート=「デスノート」を利用し、理想の世界を創る(というか自分がこの世の神になる!)ために思い通りに殺人を犯していく少年と、彼を追う天才的捜査官が指揮する警察組織との攻防(推理)戦を描いている。ちなみに主人公は、犯罪者側。よくもこんな腹黒いマッドな人間を主人公にしたものだと思うのだが、この物語は、ストーリーを楽しむというよりは、チェスや将棋の試合のように「手の読みあい」を楽しむもののようである。
デスノートにはルールがあるので、そのルールの範囲内での勝負となる(ルールを見破ることも必要だが)。ちなみに駒は人の命(本人の命が王将ってところ)。その扱いは非常に軽いが、まあ、その辺は漫画なのでご容赦か(犯罪者を死に追いやれば犯罪がなくなるという単純な世界観もね)。
確かに展開を考えて読み進める分、読み応えはある。けれど、いまひとつ読後感に不満が残る。キャラはそれぞれ個性的なのに、思考はみんな同じ(全能感バリバリのお子ちゃま)で、メンタル部分の描き分けがいまひとつ。しかも、相手を追い詰めるための指し手は何通りもあるはずなのに、双方同じ手を読みあっているだけのようで、広がりがない。まるで、ひとりでチェスをやっているような、作者の思考実験を読んでいるような、ひとりの推理を分割して別の人物に割り当ててみました! というような……。つまり、ご都合主義的に感じる展開が多いのだ。
この原作者のプロフィールは、どうやら謎とされているようで、誰か有名な作家(漫画家)か、あるいは数人のプロジェクトなのだろうとの噂がでている。読む限りでは、ひとりのような気がするのだが、これ、ロールプレーイングのように、有名どころの推理小説家ふたりがそれぞれの立場から推理を戦わせてストーリーを組み立てていったら、もっと予想できない展開が生まれ、ご都合主義にはならないんじゃないだろうか……と思ったりする。
あるブログに「『デスノート』のヒットはブログ時代の賜物」みたいなことが書かれていた。コミュニティやBBSで交流が行われるのは普通だが、それに加え、この漫画の一部を抜き出し、セリフをいじって遊ぶ「デスノコラ」と呼ばれるものがブログ上ではやり、これが人気を支えている……というのである(そうだとすれば、著作権違反も目を瞑るんでしょうな)。
なるほど、この話は指し手を変えればどんな展開にも持っていける素地がある(考えるのしんどそうだけど)。ブログ時代の若者たちは、与えられるストーリーを楽しむだけでなく、その物語の世界(ルール)で、自分流のストーリーを組み立てて遊んでもいるのだろう。今回の実写版の映画というのも、「『デスノート』をいじってみたい」という制作側の遊び心がうずいたからかも知れない(ただ「漫画原作の実写はヒットする!」という思惑だけかも知れないけど)。
で、藤原くんは主人公の月くんを演じるんだろうけど、このキャラ、大嫌いなんだよなぁ……でも、適役かも(ロミオ+俊徳ですかね)。漫画はいまのところ(まだ連載中)二部まであるが、映画は一部だけで完結させるんだろう。どちらかといえば、二部の方が好きなんだけど、二部の相手は外国人だし、まさか字幕でやるってことは……ハードルが……
![]() | DEATH NOTE (1) 大場 つぐみ 小畑 健 集英社 2004-04-02 売り上げランキング : 6,696 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 かめちゃん : January 27, 2006 01:33 PM
コメント用ボックス
コメントをお寄せくださる際は、お名前(必須)、メールアドレス(必須)、URLをご記入ください。





コメント