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2006年04月28日

観劇『ライフ・イン・ザ・シアター』

2006-04-28.gif 昨日は使い物にならない一日でした。
 なにしろ、朝、目が覚めたとたん、重石でぐりぐり押されているような腹痛でのた打ち回り「病院~!」と思った矢先にいきなり治り(その間、約2時間)、その後、ぐぁんぐぁんと頭の中で除夜の鐘を打たれているような頭痛が! こりゃ、駄目だと寝ていたら……治った。なんだったんだ? もしかしたら、一昨日に行った劇場で風邪でもうつされたんだろうか。ま、よくわからないけど、免疫くんが勝ってくれたようなのでよかった。

 さて、その一昨日に見た演劇とは『ライフ・イン・ザ・シアター』(デイヴヴィッド・マメット作、ポール・ミラー演出)、市村正親と藤原竜也の二人芝居である(会場内、咳をしている人多し)。二人の会話を通し、舞台人生と人間の一生の「諸行無常」を表現したもの。ひとつひとつのシーンは短く、それが時間軸にそってオムニバス形式で流れていく。

 最初は、ベテラン役者が若い役者を指導する形で進むが、若い役者が成長するとともに、だんだんその上下関係が逆転していく。ベテラン役者は若い役者に期待と嫉妬を募らせるとともに、疎外感と心身の衰えに憂いを覚えるようになる。若い役者は実力と自信をつけていくとともに傲慢になり、ベテラン俳優を疎ましく思うようになっていく。そのやりとりは、まるで親子の関係を見るようで、舞台という特殊な世界を題材にしていても、身につまされる。

 最初ほうのエピソードは、かなりコミカルで笑う場面が多いのだが、ベテラン役者と若い役者の形勢が逆転するに従い、笑いは消えシリアスな雰囲気が立ち込めてくる。
 子どもの頃は、親や祖父、祖母の話しをよく聞いて、たとえかみ合わない話であっても微笑ましい関係を築いていられるも、大人になるにつれ、徐々に親の話は長く退屈なものに感じられ、ヘタをすれば、その存在自体、軽んじるようになってしまう(なので儒教のような教えが出てくるのだろうけれど)。2時間弱のさっぱりした舞台ではあったけれど、ズシンとした余韻が残った。
 なるほど、こういう表現方法もあるんだなぁ……と久しぶりに「これぞ演劇」という手法を見せてもらった気がします。

 あ、演技のほうは、市村氏はさすがに安定していて非常にうまい。藤原くんはいつもの演技なんだけど、ちょっと抑えたほうがいいかな~と思える部分も……って舞台上でも言われていたっけ(もちろん役の上で)。

投稿者 かめちゃん : April 28, 2006 01:06 PM

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